皆さんこんにちは！！トラベルライターのヤマです！

突然ですが、モンテネグロという国を聞いたことはありますでしょうか？
世代によっては、セルビア・モンテネグロなんて響きのほうがしっくりくるかもしれません。ユーゴスラビア社会主義連邦共和国、ユーゴスラビア連邦共和国を経たのち、セルビア・モンテネグロとなり、2006年3月に独立宣言をし、現在のモンテネグロ共和国となりました。
今回はこの、モンテネグロが誇る美しき城壁の町、コトルを紹介していきます。

どんな町？

コトルは、モンテネグロの西部に位置し、アドリア海に面した海沿いの町です。と言っても、非常に入り組んだ湾の最深部にあるため、一見すると湖畔の町に思えてしまいます。私も当初は湖だと思っていました。
海岸と町を挟んで後ろには山がそびえ立ち、その地形から要塞都市として栄えました。そのため、城壁に囲まれた旧市街は世界遺産に登録されています。

おとぎ話の世界に迷いこんだかような

城壁をくぐると、そこは全くの別世界。
石造りの建物に石畳、一瞬で数百年前のヨーロッパへタイムスリップしてしまいます。馬のひづめの音を響かせながら馬車が通る、そんな景色が見えてきそうな雰囲気です。

町歩きだけで終わらないのがコトル

そんな町歩きを楽しんでいると、奥手には裏にそびえる山へと続く道が出てきます。なかなか急な道ではありますが、眼下に広がる景色は圧巻の一言。頂上へ行くまでに何度も振り返ってしまいます。
モンテネグロの近くには、同じく城壁の町として有名なクロアチアのドゥブロブニクがあります。同じように山の上からも見下ろせ、歴史的な町並みが広がりますが、より歴史を感じられるのはコトルの方ではないかと思っています。

隠れた穴場に足を運んでみては

コトルは、観光地としての知名度はそれほど高くありません。地球の歩き方でも、見開き２ページに載っているのみ。しかし、受ける衝撃、感動はトップクラスだと思います。ぜひ、一度、歴史の風を感じに行ってみてください。