【読書】颶風(ぐふう)の王/河﨑秋子
(あらすじ)明治の世。新天地・北海道を目指す捨造は道中母からの手紙を開くー駆け落ち相手を殺されて単身馬で逃亡し、雪崩に遭いながらも馬を喰らって生き延び、胎内の捨造を守りきった壮絶な人生ーやがて根室に住み着いた捨造とその子孫たちは、馬と共に生きる道を選んだ。そして平成、大学生のひかりは祖母から受け継いだ先祖の手紙を読み、ある決意をする。6世代にわたる馬とヒトとの交感を描いた、生命の年代記。
(メモ)出張先の北海道の本屋で出会った本。「嗚咽が積もった雪へと滲みた」の書き出しに