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8 確定申告の重要性(経済的豊かさを得るために)

確定申告には少々時期尚早だが、富裕層になるマインドセットの構築のために頭の片隅に入れてほしいので以下、書いてみたい。

何年か前から、海外に金融資産を5000万円以上所有する日本国民は「国外財産調書」というものを作成しなければならなくなった。

自分の海外資産の種類(金融機関の口座別に株式等の有価証券や不動産など)をそれぞれ時価評価した金額を詳細に明記して提出する。

それと似た調書で「財産債務調書」というものがある。こちらの提出条件は年間所得合計が2000万円以上、かつ、金融資産が3億円を超える場合である。

私の場合は、毎年「国外財産調書」を提出している。

私は会社員で基本的に給与所得が所得の中心であと配当収入が多少あるが、到底2000万円を超えることがないので「財産債務調書」の方は書くケースは基本的にない。

なんでこんな調書を書かされるかというと、日本国民の富裕層の多くが財産隠しをしてきて国税庁の目を逃れてきたからだ。

日本国民の多くがマイナンバーカードを作りたがらない理由は国に管理、監視されたくないということらしいが、富裕者も同じように管理、監視されたくないからか、いつの時代でも、様々な国々に資産を移している。

マイナンバーカードを作らない、資産を国外に持つ、いずれにせよ、政府の監視を嫌っているわけだが、それが脱税目的かどうかは当事者が知るのみだ。

ただし、日本人で日本に居住していても、国外に財産があり、そこから収入を得ている限り、日本で納税義務がある。

財産を海外に移転させて申告していないならば、資産を海外に持つ目的が脱税であり、実際に脱税していると疑われても仕方がない。

以前はこれらの調書の提出義務はなかったし、海外の隠し財産は見つかることがまずなかった。

ところが今では国家同士が人々の資産状況をガラス張りにして情報収集できるシステムが構築された。

昔の富裕層の財産隠しに利用したのはプライベートバンクである。

プライベートバンクは守秘義務を保って顧客の財産の状況については外に漏らすことはなかった。

だからこそ富裕層は少なからぬ手数料を支払ってでもプライベートバンクに資産を隠した。

だが今ではそのプライベートバンク自体が各国政府に顧客資産の情報を求められれば開示しなければならなくなった。

プライベートバンクの存在意義は薄まったのだ。

プライベートバンク側はそれでも高利回りの資産運用をアピールするが、手数料が高いので、私なんぞは自分で運用したほうが遥かにメリットがあると思う。

プライベートバンクの一つであるクレディ・スイスの財務状況が危なくなってきているが、もうプライベートバンクなど不要になってきたことの象徴に思える。

調書の提出を求められて財産の詳細が明るみに出される富裕層はどうしたらよいか。

そんなこと最初から結論が出ている。しっかり調書を書いて、脱税の疑いが持たれないようにしっかりと確定申告して納税すればいいだけだ。

脱税は犯罪であり、犯罪者に未来はない。

因果応報は普遍的な法則であり、誰もが逃れられない。

脱税をしたら今ある財産もいずれは奪われるかなくなるような不幸な事象に出会うだろう。

悪運強く、そうならなくても、財産隠し、脱税をしているという罪悪感につきまとわれ、穏やかな心で過ごせないだろう。

自分は富裕層でないから関係ないと言っているあなた、本当に無申告の所得はありませんか? 

最近ではブログとかのアフィリエイトの収入やらメルカリで得た収入やら、仮想通貨の売却益とか、そういう新しい種類の所得もある。

それらの収入は年間で20万円を超えたら確定申告・納税の対象となる。

どうせバレないからと言って申告しないと、少額とはいえ脱税であるので、やはり財産隠しをしている富裕層同様に心穏やかに過ごすことはできない。

では脱税にならないよう、雑収入が20万円を超えないよう活動を控えめにする?

それは愚策中の愚策。そんなこと考えている限り、あなたはお金持ちになれない。

なぜかとういうと、給与以外の収入が未来永劫、毎年20万円以下ということになる。

税金をしっかり納めた上で、どんどん稼げば良いではありませんか。

ここで誤解なきよう言っておくが、私は国税庁からの回し者ではない。
(目に見えない世界からのメッセージを書かされている可能性はある)

主婦のパートの100万円の壁とやらも同様である。

そんなもの守っていたらいつまで経ってもお金持ちになれやしないし、国も税収入が増えず、Win-WinどころかWin-Loseですらない。

Lose-Lose だ。

だからそこような姑息なリミッターは全部外してメーター振り切って稼いで納税してほしい。

そのほうが、長い目で見て財産は増えるしいろんな経験もできるし社会貢献にもなる。

そうなればあなたや家族はお金が入って嬉しい。

税金納めて心もスッキリ罪悪感ゼロ。

国税庁は税収入が増えて嬉しい。

あなたがたくさん働いてくれる職場も助かって嬉しい。

あらゆるところで幸せが増えて、Win-Winどころではない。

Winの何乗かわからないが、とにかくロガリズム、等比級数的に地球の幸せは増えていくのだ。

そしてあなたが

みんなの幸せを増やせば増やすほどお金持ちになっていく。

ただし雑所得も高額になると給与所得と合算する総合課税である限り、累進課税により税金も高額になる(所得税率は45%までいく。その他に10%の地方税)。

その点、株の配当収入や譲渡益の多い人は有利だ。分離課税適用だから地方税を合わせて20%で済む。

資産額や収入が何百億円、何兆円になろうと税率は20%のままだ。

なんと高所得者に有利な税制であることか。

ゆえに、私は常々、株式投資をいろんな人にお薦めしている。

長期投資でバイアンドホールドであれば、含み益のままだからその20%の税金すらかからないからだ。

以上、読んでくれてありがとう。

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