なぜ統失 第7部「現代デイケア編」㉙精神科は誤診だらけ。
前回の続き。
今回は、もしかして誤診ではないかと、
僕が疑う患者さんの紹介をします。
現在、週3回デイケアに通っている、
僕と歳が近い40代の女性です。
僕がデイケアに通い初めて、
半年後位にデイケアにやって来ました。
入院歴は一度も無く、
薬も一日1錠しか処方されていないそうです。
僕と同じ主治医の先生が担当です。
精神障害の等級も、僕と同じ2級です。
統合失調症と診断されていますが、
長らく薬を飲んでいないと思われます。
かなり太めの体型だったのですが、
約5年程前から急激に痩せ始めました。
どんなダイエットをしたのか尋ねてみると、
「えっ?、別に何もしてないよ?」
と答えます。
デイケアの給食も残さず美味しいと平らげていました。
この頃、デイケアのスタッフに痩せた事を心配されていました。
現在、やや痩せ型の標準体型になっています。
注: 統合失調症の薬を飲むと普通は太ります。
確か、ジプレキサが処方されていると言っていました。
彼女が痩せ始める前は、
デイケアで行う簡単なゲームすら理解が困難な程、
頭がぼぉ〜っとしていました。
しかし、痩せ始めた時期から異変が始まりました。
徐々にですが、
ゲームの内容も次第に理解出来るようになり、
高得点を叩き出すようになって来ました。
「最近、冴えてるね」
「最近、凄いねっ!」
「◯◯さん、冴えてるぅ〜!」
「最近、なんか凄いじゃん」
と、数人(頭が働いてる人)に言われ始めました。
冗談を言ったり、
よく笑うようになりました。
恐らくこの頃だと思うんですけど、
「薬を飲んでないでしょ」
と言われたそうです。
「なんでバレたんかねぇ」
と不思議がっていましたが、
多分、急激に痩せ始めたのと、
頭が冴えて感情を出せるようになって来たから、
デイケアのスタッフが疑ったんじゃないかな。
僕も、性格が少し明るくなって、
冗談が言えるようになってきた頃、
「最近明るくなったけど、薬が減ったの?」
と、スタッフさんに心配そうな顔で尋ねられました。
薬が飲めなくなった頃です。
薬が減る、
又は飲まなくなると、
陰性症状は改善します。
彼女と2人きりで話す時、
当時から今現在でも口癖の様に、
「なんで薬飲まんといけんのんかねぇ」
「薬飲んだら、頭がぼぉ〜っとして、なんにもできんようになる」
「頭が働かんようなる」
「飲まんかったらどうなるっちゅん?」
「飲まんでもなんともないよ?」
と言います。
僕が、薬を飲んで無いのがバレると大変なので、
「薬は絶対飲まんといけんよ」
と言うしか無いです。
「まぁ、飲んじょるけどね」
と、彼女は答えます。
お互い飲んでないのが、
主治医の先生にバレると怖いから、
こんなやり取りになります。
「薬を飲まないと入院してもらう事になる」
と、脅されます。⤵︎ ︎
彼女の場合、
車の運転は勿論(田舎なので)
高齢のボケ出した父親の食事を作ったりと、
(父親と二人暮らし)
家事全般をこなさないといけないので、
ぼぉ〜っとする薬を飲まされたらやってけないでしょうね。
彼女に精神的におかしい所があると感じた事は僕には一度もありません。
有るとしたら、ちょっと頭が弱い所かな…
これも長年の服薬のせいだと僕は確信しています。
僕よりはるかに凄い資格や経歴を持っています。
(書道7段、剣道2段)
ほんの少しずつですが、今でも頭が回るようになってきています。(僕もです)
彼女が誤診だと、
疑う理由はこれだけではありません。
決定的だと思われる理由があります。
続く。
次回:彼女が精神科に連れてこられた訳。
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