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なぜ統失 第4部「2度目の入院」⑤CHAOS;HEAD NOAHって統失の話?

前回の続き。

今回の入院は陰性症状なのでほぼベッドで寝て過ごしています。

最初の一ヶ月くらいは、
解約をしたiPhoneが手元にあったので、
たまにアプリのゲームをプレイし、
眠くなったらうとうとと居眠りをしていました。

その頃の僕は、
人と話すのが億劫になっていたので、
一日中自分のベッド周りのカーテンを全て閉めて一人の空間を作っていました。

看護師さんが見回りにやってくると、
カーテンを全開にさせられました。

カーテンを閉めるのは、就寝時間になってからと言う事になってるみたいです。

一人の空間を作っている患者さんは数多くいらっしゃいました。

僕も、看護師さんが去って行くのを確認してから、
またカーテンを閉め一人の空間に閉じこもっていました。

プライベートな空間が欲しかったんです。

日中に居眠りをしてると起こされるので見られたくありませんでした。

夜寝れなくなるという理由で叩き起こされます。

薬を大量に処方されているのでどうしても眠くなるんです。

カーテンの中で、イヤホンをしてスマホのゲームをプレイしました。

自宅療養中に、ノベルゲームをダウンロードしたのが入っていたので、
そのゲームで遊んでました。

ニトロプラスのカオスヘッドノアと言うゲームです。

何故このゲームをダウンロードして入れていたのかはよく覚えていません。

妄想した事が武器として実体化して現れ、
妄想力で敵と戦うというゲームだったと思います。

妄想で死んでしまったと実感してしまったら、
実際に物理的に死んでしまうのです。

このゲームをやってる時に、
もしかして非言語催眠の世界ってこんな感じなんなんじゃないの?
とか妄想していました。

統失として発狂する日の夜に、
スズケンが、ガンダムのファンネルのような物の幻覚で攻撃して来たのが見えたので、そう考えたのかもしれません。

僕の尊敬している苫米地博士も、
宗教家の教祖レベル同士の戦いは幻覚の見せあいでビビったほうが負け。
と良く語っています。

オウム真理教の幹部レベルの信者が戦いを挑んできた時は、
麻原彰晃をゴキブリに変えてぶちゅっと潰す幻覚を見せていたそうです。

弘法大師空海も、長安で幻覚で立ち向かってくる敵をびびらせ、
最終的に大ボスの恵果和尚までたどり着き、
経典をさずかったと語っていました。

どこまで本当の話かは僕は知りません。

iPhoneは、ある日ナースステーションに充電を頼みに預けた時に、
携帯電話だとばれて没収されてしまいました。

まだスマホがそれほど普及していない頃の話です。

続く。









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