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エクリドールの異端児。

どうも、Gです。

今回は、僕が筆記具にハマって初期に購入してからずっと気に入って使っているボールペンをご紹介します。

カランダッシュ  エクリドールレーシング

カランダッシュのエクリドールと言えば、シルバーの軸に様々な装飾が施された、きらびやかな物が思い浮かびますが、こちらのレーシングはその中でも異彩を放つ黒軸。

しかも、グリップ部に赤いラインが入っており、黒軸とのコントラストがめちゃくちゃカッコ良い。

強烈な存在感を放つ赤いライン

レーシングの名の通り、こちらはレーシングカーをイメージしたデザイン。

軸に施されたギロシェ彫刻パターンは、レーシングカーのフロントグリルをイメージ。塗装には自動車やバイクの塗装に使われる黒色クロムメッキを使用し、更にサンドフィニッシュ加工が施され、シルキーな手触り。

一際目立つ赤いラインは職人の手作業によるもので、レーシングカーのフラッシュライトから着想を得てデザインされたそうです。

そのコンセプト通り、レーシングカーの精密さやレースの興奮、緊張感が伝わってくるダイナミックなデザインです。

クリップと頭冠のシルバーの輝きにも注目

軸径は細いですが重量感があり、重心はほぼ中央。軸の装飾はグリップ力を高め、更に軸には繋ぎ目が無い為、安定感抜群。見た目だけでなく書きやすさも高レベルで両立しています。

リフィルはカランダッシュの独自規格リフィルであるゴリアット・カートリッジ。初期リフィルはブラックのMが装填されています。

このゴリアット・カートリッジ、筆記可能距離8kmという大容量に注目されがちですが、海外製油性インクとしてはとても滑らかな書き心地なんです。

独自規格なのでリフィルの選択肢は限定されてしまいますが、濃度もインクフローも良いので、ジェットストリーム等の低粘度油性インクに慣れていてもさほど違和感無く使えると思います。

異端児の実力はこれだけではない

色々特徴を書き連ねましたが、個人的に一番感動したのはノック感です。

軽い力でノックでき、部品同士の擦れもあまり感じない。
しかも、ノック音がとても小さい

購入当時はまだ筆記具沼の初心者だった事もあるでしょうが、初めてノックした時に、あまりのスムーズさと静音さにびっくりして、『ん?』という声と共に思わず二度見しました。

カランダッシュの849シリーズも静かなノック音ですが、その上を行く静音設計。精密機械である時計の主要生産国・スイスの物づくりの凄みを感じます。

高価格である点を除けば全てがハイレベルなボールペン、エクリドールレーシング。ギロシェと共に末永く大切に使っていきます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それではまた次回。

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