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今週のグッドデザインを紹介します(4/17〜4/21)

グッドデザイン賞公式インスタグラムでは、毎日1点ずつ、受賞作品の写真と解説をアップしています。この連載では、今週更新したグッドデザインをまとめてご紹介します。


4/17 大学[共愛学園前橋国際大学5号館 KYOAI GLOCAL GATEWAY]
4つの顔と吹き抜けが、地域と大学、キャンパス内の人びとの交流を誘発する。

大学の「学習・集い・交流の場」「事務機能」を一体化した、新5号館の建設プロジェクトです。高く伸びる屋根と木仕上げの軒で来校者を迎える「キャンパスゲート」や、大学のブランドや学生の活動をアピールする場である「サクラエントランス」など、建物の四隅に特徴的な機能を設けました。内と外、大学と地域、活動と活動が、ときに併存し、ときに繋がり、ときに混じり合う空間として作り上げられています。

#2022年度グッドデザイン賞

4/18 近距離モビリティ[WHILL Model S]
快適で自由な外出を。走行する喜びを感じられる近距離モビリティ。

時速6km以下で走行し、歩道を走ることができます。免許不要のため免許返納後や自転車からの乗り換えなど、ライフスタイルに合わせた最適な移動手段を提供。専用のアプリから位置情報を確認したり、内蔵センサーで転倒を感知し万が一のときに家族に通知がとどくなど、ユーザーと家族の安心を確保しています。観光エリアや大型公共施設でのシェアリングサービスもおこなわれ、移動の喜びを社会全体でサポートするシステムデザインとして高く評価されました。

#2022年度グッドデザイン賞

4/19 折りたたみ椅子[Really Life Tools RLT Chair]
手軽に折りたたんで持ち運べる、ハンモック型アウトドアチェア。

林業や道路開発等でやむなく伐採された“支障木“を活用した純国産のチェアです。前屈みで焚き火をする姿勢と、背中を倒してリラックスする姿勢、2つの姿勢に対応できる形状を持っています。木部の加工は、木工家が手作業で行い、シートの縫製など、製造の一部は名古屋市内の障がい者就労支援施設に委託をしています。趣味の道具であるからこそ、地域活性や多様性を意識した製品作りを目指しました。

#2022年度グッドデザイン賞

4/20 ラップトップスタンド[オリプラ ラップトップスタンド]
折りたためて軽量な、ラップトップスタンド。

410gの超軽量で薄型なため持ち歩きやすく、使用時に広げるだけで設置できてオフィスや自宅、移動先など多様な働き方に寄り添う設計です。16インチまでのラップトップに使用可能で、適切な高さにセットすることで背中や目の疲れを軽減します。100%リサイクル可能なひとつの素材で作られているため分解が不要で、環境にもやさしいプロダクトです。

#2022年度グッドデザイン賞

4/21 保育園[OM Nursery]
天候に関係なく体を動かせる、子どもの運動を促し主体性を育む保育園。

園舎の中心に幅広い通り道を設けたり、ネットや滑り台などの立体的な遊具を意図的に配置することで、園内で走り出したくなったり、遊び場への興味を持てるように設計しています。子どもが自発的に遊びに集中することで、自然と運動量が増え、体力向上や身体の動きの習得につながります。子どもの身体性が空間の楽しさをつくる好例であると評価されました。

#2022年度グッドデザイン賞

このほかにも、毎日さまざまな受賞作品を紹介しています。
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