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プロジェクトが頓挫しないための要件

RPA導入プロジェクトは途中で頓挫することがあります。これにはいくつかパターンがあり、たとえば最初は順調にスタートしたプロジェクト活動も、本業が忙しくなるなどの理由で活動がいったん停止し、その後再開することもなく立ち消えになることがあります。あるいは、当初想定していたような効果が出なかったり、想定外のトラブルが発生したりすることによって社内から不満が噴出し、プロジェクトが立ち往生してしまうこともあります。

①ネガティブになりやすい業務改善

そもそも仕事のやり方を変えるというのは、多くの人々にとって面倒くさい話なのです。これまで慣れ親しんだ仕事を続けるほうが楽であり、ましてロボットを活用するというのはITに弱い人からすれば嬉しいわけがありません。「ロボットを使えば仕事が楽になりますよ」と言っても、別に今の仕事が辛いと思っている人ばかりではないでしょうし、仕事が早く終わっても早く帰れるわけではないので、意味がないと思う人もいます。社長や部門長は別として、一般の従業員にとって、業務改善自体はそれほどインセンティブがないのです

②プロジェクトはボート漕ぎ

プロジェクトとは、川の下流から上流に向かってボートを漕ぐようなものです。頑張って漕ぎ続けなければ前に進まず、手を休めると下流にどんどん流されていき、どこかで座礁します。「PRAは素晴らしいツールなので、現場に支給すればみんな使うだろう」などということは、まずありません。プロジェクトを推進するために、かなりのエネルギーを注ぐ必要があり、ほっておくと自然に頓挫する性質があるのです。

③プロジェクトを成功に導くために

ボートはうまく操縦すれば着実に前へ進み、目的地へ到着することができますが、プロジェクトもうまく運営すれば確実に前へ進めることができます。そこで、プロジェクトを成功に導くための「8つのポイント」について説明したいと思います。

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