Nabe Tzu

Lao Tzu by Nabeshi with KFF あのナベシが「宇宙のじつは..…

Nabe Tzu

Lao Tzu by Nabeshi with KFF あのナベシが「宇宙のじつは...」を教えます。教科書は老子です。老子の内容をかなりw厳密に解釈したものです。老子をまだ読んだことがない人老子をこれから読んでみたい人老子を何となく知っている気がした人楽しくどうぞ!

マガジン

  • 老子たん

    老子をナベシが解く!

最近の記事

老子のメルマガできました!

発行システム『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/m/0001668977.html ↑こちらより登録できます よろしくお願いします!

    • 解題

      老子の言っていることは、ひどく明確だ。 僭越ながら、彼?と同じような心境から読まなければ、 単なる自然回帰や、脱テクノロジー、リタイア後のセカンドライフ指南にしか見えないだろう。 エアコンの効いた研究室で、何十年老子だけを読んでも無意味だ。 彼の言っていることは、ただひとつ、 知性で考えるな。 合理的に考えれば、何らかの化学的な物質(いわんや素粒子)の揺らぎによって宇宙は誕生し、 化合によりたまたま誕生したのが我々有機物たる人間ということになる。 これほど絶望

      • 第81章

        この世界の真実を告げる言葉は、 ぜんぜんかっこよくない セクシーな表現は 詐欺の言葉だ 心に訴える言葉は 本当の言葉ではない 真実は分かり切った つまらないものだ 本当にこの世界を理解して生きている人は この世界のくだらないことは何も知らずに生きている 世慣れした出世人は 本当は何も知らない この世界をちゃんと生きている人は 何も持っていない 余るものはすべて他人に与える なのにまだ与えるものがある 与えてばかりに見えるのに さらに与えるもの

        • 第80章

          国家は、小さいほど良い これは現代政治学や経済学の常識に反するよね 人口や領土領海は、大きいほど政治的経済的規模に直結するのが常識よね だが、違うのだよ それは人間世界の常識なのだよ つまり欲望と知性の帰結 あくまでも例えるならば、 日本は意外と人口でもトップ10だし、領海を含めると広さトップ余裕10な 実は超大国なんだよね だからGDP第3位だか実質2位だかは、そんなに不思議ではない だけど、左翼が好きな話だけど、 ヨーロッパのこんな国あんな国、南米の

        老子のメルマガできました!

        マガジン

        • 老子たん
          78本

        記事

          第79章

          現実には、恐ろしくありとあらゆるごたごただらけだ 人々は、毎日たくさんの恨みつらみを抱えている それを発散させようと、さらに悪意の連鎖を回転する それをもし現実的に解決しようとしたとしても もし一方的な思いやりで飲み込んだとしても 本当に解決にならないこともある この世界は本当にままならない 権利や人権を主張する者は、一方的な加害者と同じで 政府の徴税人と同じである 犯罪者と同じである この世界に人権などという無駄な概念は必要ない いわば誰しも権利を持っ

          第78章

          この現実世界には、水以上にタオな存在は無い 硬くて強いものを唯一撃破できるのは、水だけだ 水はどこにあっても、水のまま、すべてを攻略する 一見弱そうなのだけが強そうなものに勝つ 柔よく剛を制する 今更、誰でも知っているのに、誰も実践できていない あはは あなた、君主様よ 国中の汚いことを潔く引き受ける者が、君主である 国中の不幸を引き取る覚悟の者が、この世界の王者である だが、現実は違う・・・

          第77章

          タオの動きはこんな感じ 例えば、弓を引き絞るような感じ 張りすぎたところを緩め、 足らないところを引き締める 余っているところから、足りないところへ移す なのに! 人間世界の出来事は、 ほぼほぼ余ってるところにさらに移し、 足りないところから絞ろうとする そんな世知辛い世の中で もし、逆のこと、つまり、余っていれば譲り、足りないところに渡すか、 タオな聖人だよね そしてタオな聖人は 足りないところに渡しても、ぜんぜん誇らしげに振る舞わないし 自己満

          第76章

          人間も、生きてる間は柔らかいのに、死んだら硬くなる 草木も、生きてる間はみずみずしいけど、枯れると硬くなる そういう例えで言えば、硬いものは死後の世界、柔らかいものが生の世界 さらに現実に例えて言えば、攻撃の武器も硬いほど勝てない すでに死んでいるからだ 柔軟な攻撃こそ兵法である 硬い木は、切り出しても、すでに固まっていて、切り出したばかりの木の一部ではない すぐに「有用な」人材として人間社会に溶け込み、何の役にも立たない かように、大きく強いものは、おのずと

          第75章

          国民のたくさんが貧乏なのは、 為政者が、財務省がIMFに配慮したふりをして、消費税を取って配分権益を広げようとするからである (おっと、禁忌に触れすぎたかな・・) 国民がいつまでたっても目先の欲望にかられて生き潰しているのは、 為政者たる官僚が、常にポストの創設だけを法案に盛り込むからである(おっと・・) 国民がアホな、川辺で暴行遺棄とか山奥に拉致強姦とかするのは、 為政者たる官僚が、自分の省の権益だけをいつの間にか追及するシステムに飲み込まれるからだ 少なくと

          第74章

          もし、人間が死ぬことを怖がらなくなったら、 死刑とかいう法律は無意味だよね (人間は、それでも、こんな世界でも、生きたいと思う、そういう設定なのよね) (タオの俺がそう作ったからなー) だがしかし、 (この章をちゃんと理解できるかな?) 死刑というのは、人間の作った制度だよね だがしかし、 そもそもタオがこのすべての世界を支配してるのを思い出してよ 一見、一時的に、悪事や詐欺で繁栄している人がいたとするよ それを人間のシステムが、政府や警察権が捕縛するとす

          第73章

          心が強い者は、かなり美味しい思いをするけども、いずれ終わる これは現実とか歴史をちゃんと理解すれば容易に分かる 逆に、そういう圧迫に屈しない逆の強さがあれば 長々と生きることができる だけど、どっちがいい??w それが、この残酷な世界、残酷な天使の世界なのだよ エヴァ? 結局、この世界には、 タオとか言うけれど、 まったく、なーんにも、まるで、正解なんてない、 まさに、天国と地獄 タオの残酷さと幸福が、やっと語れるようになってきたね この世界を作ったとゆ

          第72章

          だがしかし、 為政者は、人民に軽んじられてもいけない もっかい言うけど、軽んじられても、重んじられてもダメ 他の人の、テリトリーを犯してはいけない 国民の自由を狭めてはいけない 国民の自由な経済を、無駄に規制してはいけない 無駄に規制するから、自由人権とか荒唐無稽な思想にかぶれるから、 無駄に制約して、実は自由人権から離れて 地下経済に移行する 絶対価値など無いと何度 禁酒法や移民法しかり (念のため老子は移民規制でも賛成でもない、むしろ近年は緩和が優勢

          第71章

          こんにちわ、老子です ごめんなさい、老子は、ちゃんとした聖人です ちょっとだけ、現代のバカに翻訳されて、印象操作されてしまいました 老子は、ちゃんとします いろんなことを理解していても、バカっぽく振る舞うのが最高です てゆうか、逆に知らないのに知ってる振りをするのが、もっとバカです たまにあるよね・・ ナベシみたいな、老子の振りをした碌でもない人間じゃなくて ちゃんとしたタオの人は、それこそ知り合いにいるけど、 自分の碌でもない欠点を、ちゃんと欠点として公表

          第70章

          わたくし、老子がここまで言ってきたことは 至極単純 タオ それだけ 欲望や情緒や理性や知能や善悪に頼らずに、 そのままの魂(たましぃ)のままに、 やるべきことをやり、やるべきでない欲望やらのことに惑わない ただそれだけのことしか言ってない とっても単純、明瞭 え? 明瞭じゃない?ならば、もう一度読んでみて ほんとに単純明快なことしか言ってないよ 欲望と、理性と、善悪と、知性と、情緒と、 そういうのは全部 人間にセッティングされて、それによって人類の

          第69章

          この「末世の」現代、中華戦国春秋時代(今から二千数百年前)でさえ、 昔から言い伝えの、兵法(例えば孫子とかさ)に云う通り 「自分から無理やり攻めるな、  相手を動かし形を取らせ、おのずから勢により、必然的に勝て」と。 相手が攻めるなら守れ 守りつつ、陽動し、敵に一定の形を取らせ、その背後を突け その道を進むなら、いったん退け 退いたと見せかけて、敵を陽動し、一定のry これを老子的にタオ的に申さば、 陣があるように見せつつ、本当は陣などそこには無い、と言う

          第68章

          最高の将軍は、武力パラメータが最強なわけではない(でも呂布かっこいーよね!) 最高の将軍は、感情に呑まれない(まんま孫子) 最高に勝つ将軍は、敵と総力戦などしない(まんま孫子) 最高の将は、他人の能力をうまく引き出す これすなわち「玄徳」、つまり劉備、すなわち、劉備の僭称する先祖劉邦そのものの生き様 多数の人間の持ち味を引き出す才能 劉備や劉邦がそうだったかはともかく、それが最高の徳といにしえは謂う (これは現代の経営者像のMBA分析でも言われていると認識してい