朝キャンデー

Good morning I mourn for the death of inno…

朝キャンデー

Good morning I mourn for the death of innocence. Blue sky painfully vast. I heard the moan of people in my head.

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    大方岳個展 聖堂 のまとめ 詩、散文、絵画など

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縮んでいく身長と解けない緊張

いつのことだったか、赤黒い液体が管を通り勢いよく容器にたまっていく。 こんなにどばどば出るんだ ぼーっとみていると「5分間しっかり押さえててくださいね!」 といわれ我に戻る。 健康診断は久しぶりだった。身長がまた短くなっていた。計る度に縮んでいるようだ。 存在の危機を感じる。 そういえば、今年にはいってからずっと緊張がとれずにいる。なんだか隙を作ることが出来なくなってしまった。隙だらけのまま緊張だけして生きている。とっても損してる。 朝4時に空がピンクに染まっていた。

    • 聖堂 作品、用語解説

      大方岳 個展 「聖堂」  {コンセプト} 祈りについて語るとき、それは常に宗教的なものとして語られます。しかし、祈りという行為は宗教でなくてもすべての人間にとって普遍的な営みであるように思います。祈りの定義は人によりそれぞれですが、思いを不確かなものに託すことをそう呼ぶのであればそれはほとんどの人が経験するはずです。どうしようもないような状況や自分の支配の及ばないこと、そういう困難に人生は満ちています。そういうときに、人は賭けなければなりません、無数に分岐する未来がひとつの

      • 聖堂のための散文(個展で展示してないものも含む)

        はじめに 教室の北側の窓から赤松が一本風に揺れているのが見える。 五時限目の授業中はオレンジ色に染まっていく外の景色を眺めながら妄想をするのが日課になっていた。 オレンジ色の夕日、木目を模した廊下の模様 校舎西側の階段を上がると音楽教室があり、そのななめ向かいに美術教室がある。 扉を開けると画材のにおい。ダリの画集を本棚から取り、馬のデッサンを眺めた。 レモン 青いレモンを一口かじり ああ、ため息が出るよ 赤いお茶を一口飲んだ あつい!なんで!?むかつく 黒い鉛が頭を満たし

        • いつもいっぱいいっぱいの私へ

          ここ2ヶ月は大変になりそうだ。 タスクや責任が多くて君はパニック 予定をたててもその通りにいかず苛立ち 誰かに話したくても友達もいない 君は八方塞がりで泣きたくなっている。

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          聖堂の全作品

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          リアルの行方

          何がリアルで何がリアルでないか 問いかけ続けている ファンタジーはどこからリアルなのか リアルとはいったいどこに存在する領域なのだろうか 日常の中にリアルがあるのか、リアルという大きなくくりの中に 日常とファンタジーが同居しているのか 研究の方法として私は自身のうちにある心理的作用と日常のオブジェクト、風景、人を合わせてスケッチをすることを選んだ。

          リアルの行方

          2022年4月26日~5月1日の出来事

           暑い太陽光が肌を差す、帽子をもって出るのをいつも忘れる。心配事ばかり頭の中に詰まっている。  60%は他人に関すること、15%は自分に関すること、残りは分類できない曖昧な不安。  暑い気温と日差しでまっすぐ思考ができない。  他人は地獄 とは誰の言葉だったか  その通りではないか  自分というものは他人がいないと存在できないのに、どうして他者は自分を悩ませるのだろう。 「サルトルだな、独り言が大きいな君は。」  一人で考えていたつもりが声に出てたのだろうか。怪訝な

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