見出し画像

【上期特別賞PJ】新しい働き方へ~自社オフィス改修プロジェクトをご紹介~前編

約20名が在籍するコスモスモア建築事業部大阪支店。
通称”大阪”。
少数精鋭ながら風通しがよく、居心地がいい。そんな支店です。

現在のビルに移転してから約10年、オフィス改修をおこないました。

空間のプロたちが作る働く場とは。
前編後編の2回にわけてお伝えします。

本プロジェクトはチーム一丸となって新しい大阪オフィスを創り上げたことが評価され、下期キックオフにて特別賞を受賞しました!

コスモスモアってこんな会社、こちらから↓


✎ プロジェクトメンバー紹介
PM・CM担当_岩本
設計担当でありながらPM(プロジェクトマネジメント)とCM(コンストラクションマネジメント)を兼務する、頼れるマルチプレイヤー。

設計担当
_嶋田
意匠を得意とする設計担当。3歳になる男の子のママとして子育てにも奮闘中。

現場担当
_白川
現場担当。現場をしっかり管理しながら、設計者のこだわりにとことん付き合ってくれる頑張り屋。

プロジェクトアシスタント_橘和
現庶務さんの立場から過去のPM経験を活かしてみんなをサポート。双子のパワフルママさんでもあります。


今回のオフィス改修で実現したいことは

✎  働きやすいオフィス環境の構築
✎ モアをPRできる場の構築

画像4

私、マーケティング統括部吉町がプロジェクト担当の岩本さん、嶋田さん、白川さんの3名にお話しを伺いました!

新時代のオフィスワークをどう考えたか


―どのようにプロジェクトはスタートしましたか?

岩本:
今夏着工を目指し、2021年3月ころから具体的な図面を描き始めました。完成まで約半年のプロジェクトです。
経営会議で決裁を採ることを見据え、見積もり作成も資産・経費の区分検討や承認フローを意識しながら進めました。

コンセプトは『ヴァーサトルオフィス』
どのような想いが込められているのでしょうか。

嶋田:
①大阪メンバーの意見反映と、②大阪支店としてあるべき姿。この2つの視点から検討しました。
①の意見反映のために、大阪メンバー全員にアンケート(※1)をとりました。そこで分かったことは大きな不満はないこと。
会議室、オンライン会議用個室が欲しいくらいでした。なぜ不満がないか?と考えると、個人の作業・収納のスペースが十分にあるから不便に感じないのかなと。
ただ、スペースを効率的に、機能的には活かせていない。なのでより快適で働きやすいオフィスにできると思いました。
②のあるべき姿として、「オフィスを手掛ける会社」はどうあるべきか、を考えました。
限られた空間を最大限に生かすために、無駄を省く。
新たなエリアを加えることで機能面でもデザイン面でも優れたものができる。
それを空間で表現し、社外へ発信できるオフィスであることが、大阪支店として相応しい姿ではないかと考えました。
 
この2つの要素から、多様な働き方に対応できるレイアウト、創造をうみだす仕掛けづくりを実現しようと15種のエリアと30種の使い道を盛り込んだ万能オフィスの意味を持つ「ヴァ―サトルオフィス」というコンセプトに行きつきました。

岩本:
「ヴァーサトルオフィス」を形にするうえで、多様なエリアはあるもののそれぞれが分断されすぎないように意識しました。
大阪支店は一体感があります。所属課が異なる営業・設計・施工が一丸となって案件を進めるため、オフィス内あちらこちらの場所で打ち合わせが始まることも多く、エリア毎のつながりも工夫しました。

60坪に30種の使い道を盛り込むとと聞きながら、図面を見たら驚きました。
〇〇エリア などが所狭しに詰め込まれた図面を想像していたので。
機能的にレイアウトされていて、デザインはシンプルでミニマル。グレーの濃淡で作る上品なカラースキーム。美しいプランです。

大阪支店レイ変PJ_提案書_20210625


※1     コスモスモアではオフィスデザインの準備段階でニーズをくみ上げることを大切なステップにしています。クライアント社員様対象にアンケートや社内ワークショップをおこない、従業員満足度の高いオフィス作りをします。
参照:https://www.cosmosmore.co.jp/project/works165


コロナ禍でのリニューアルプロジェクト。出社禁止期間があり、強制的に全員テレワークということも経験しました。


進め方で工夫した点はありますか?

岩本:
まず、資料共有とタスク管理のためにteamsでチャネルを作りました。タスク進捗をエクセルで見える化管理をして、対面での打ち合わせを減すことができました。
工事の事前準備として、廃棄キャンペーンを行いました。長年なんとなく捨てられなかったもの…など貯まったサンプルや備品などを断捨離を実施。
また、部門へ必要な収納量と内容をヒアリングし、新オフィスでのキャビネット割当計画をおこないました。

嶋田:
滞りなく全員テレワークに入れるよう、捺印スケジュールなどイレギュラーが発生する業務を繰り返し広報しました。もともとテレワーク導入していた経験と事前準備で、大きな混乱なく出社禁止期間を乗り越えました。

東京オフィス移転の際に個人的に大変だったのは部署の荷物整理でした。ざくざく出てくる持ち主不明の謎荷物。
全員で作業をし、スムーズに当日までの準備を進められたというのは団結力がある大阪ならではですね。
また、新オフィスでの収納が多い少ないは不満になりやすいもの。使用状況をリサーチし、公平かつ適正な収納場所を割り当てたのも成功のポイントです。


経験のある方は想像ができるかもしれません。
本件のような自社プロジェクトはいつもとは違ったプレッシャーがあります
あまたのオフィスをつくってきた経験豊富な上司にプレゼンします。
事業主という名の先輩が現場に来ます。
気になったことを聞きました。

自社プロジェクト、大変じゃなかったですか?

白川:
予想以上の緊張感がありました。プレゼン相手は先輩・上司であり建築が大好きなひとたち。見る目が厳しい。
竣工後の評価にドキドキします。

岩本・嶋田:
実際に使ってみての感想がダイレクトに聞こえてくることになるので、什器ひとつ選ぶにも慎重になりました。
実際に見て触って、みなさんが納得してくれるかを想像して選びました。

本プロジェクトの総評を設計部門長よりいただきました!

大阪支店ストラテジックデザイン課課長_土居さんより

慣れない業務にあたりながらも、限られた時間の中で自分ごとにしてしっかり業務を遂行してくれました。
最後まで妥協せずにこだわりぬいてくれたおかげで、素晴らしいオフィスになりました。
竣工後もより良いオフィスになるように、自主的に運用管理に取組んでくれています。

ドキドキしていた竣工後。大阪メンバーからの評判も大変よく、社内で特別賞を受賞するプロジェクトに!インタビューを通して、プロジェクトメンバーがそれぞれの持ち場で「よりよく、もっとかっこよく」を追求する熱意を感じました。闊達な意見交換でチームワークも抜群。自分たちのオフィスの未来にむけて、メンバーが粘り強くひたむきに向き合ったプロジェクトとなりました。

後編に先駆けて”大阪らしさ”を少しご紹介

1▶グリーンがたくさん!
精神的身体的な幸福度を上げるバイオフィリックデザインを取り入れ、観葉植物を多く入れています。
メンテナンスは自分たちで。共同で育てることで、大阪の団結力はより一層強まるでしょう。
エントランスの一部を除きすべて本物の植栽。樹種選びから鉢ひとつひとつまで嶋田さんが選定しました。
鉢カバーはトンマナに合わせた色・素材にこだわっています。フェイクグリーンではなく生きているものを扱う。植物の変化とともに成長するオフィスです。

画像1

2▶ワークチェアは張り替えて使う!
「まだまだキレイやで。新規購入もったいないねん。」
ということで、長年愛用したチェアは生地を張り替えて再利用。
オカムラさんのバロンチェア、ながーーく使えます。

https://www.okamura.co.jp/product/seating/baron/


3▶美術館のように魅せる
iF Design Awardなど数々のアワードを受賞しているHOTEL KYOTOLOGYをはじめ、たくさんの優れた作品があります。
エントランスは当社の作品や取り組みを紹介できるギャラリーのようになっています。

画像2

完成したオフィスについては第二弾にて詳しくご紹介します!お楽しみに。

本日の書き手:マーケティング統括部 吉町



この記事が参加している募集

オープン社内報