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スタッフ成長のカギは『ロミンガーの法則』をいかに実践するか!

皆さん、こんにちは!
スタッフが辞めないお店作りのためのオーナー型経営専門コーチのうえっちです!


スタッフがすぐに辞めないために店長・オーナーであるあなたは様々な取り組みを実施しているんではないでしょうか?

環境や条件などといった対策を取っているよ!という人も多いと思います。


しかしそういった対策を実施する前に、絶対にやるべきことはスタッフの育成です。
スタッフの育成は退職防止だけでなく、稼働率向上にもつながります。


そんなことはわかっているけど、育成している暇なんてないよ!


そんな風に思っているあなたに『ロミンガーの法則』をお伝えしていきます。


この法則を知れば、育成に対しての考え方が変わると思いますよ(^^)


※この記事はこんな方に読んで欲しい!
・スタッフがすぐに辞めて困っているお店の店長・オーナー
・部下の成長に悩んでいる管理職・教育係の方
・上司の育成方法に不満を持っているスタッフ


ロミンガーの法則とは??

そもそもロミンガーの法則ってなんなの?ってあなたも思ったかもしれません。


ロミンガーの法則とは人の成長の法則といわれています。

  • 70%・・・経験

  • 20%・・・上司などの周りの関与・影響

  • 10%・・・研修や自己学習

この割合(7:2:1)のことになります。


この比率を上司が理解しておくことで、部下の育成に大きな影響が出ます。
良く間違っているなと私が思うのは

『あいつにはまだ無理』『これをするには経験不足』

こんなことを言っている上司や先輩です。


こんな考えをもった上司や先輩のいるお店は、私の過去の経験上、常にスタッフ不足が続いていて、常に店長やオーナーががむしゃらに店舗で働いて、いつも疲れていることが多いです。


もしあなた自身がそんな状態に陥っているなら、このまま読み続けてみてください!!



ロミンガーの法則:70%の経験

人の成長には経験が何よりも重要です。

『そんなこと言われなくてもわかっているよ』とあなたは考えているかもしれませんが、その思考と行動はともなっていますか?


人は誰しも最初は何もできないですよね。
あなたが今の仕事をこなせるようになったのは、何故でしょうか?



もちろんかなりの数の経験をしてきたから、現在のあなたの仕事ができるようになっているはずです。

始めた当初は失敗の繰り返しで、悩んだり失望したりして少しずつできるようになっていきましたよね。


あなたのような店長やオーナーなどのいわゆる上司にあたる人は自分自身の成長に関して経験が大事だと当然のように感じているはずです。


それなのに、なぜか部下の育成になると同じ事が出来ていない上司が多くなります。


もちろん部下のミスによっては、店舗の損失やクレームといったできれば避けたい事態になってしまわないようにという気持ちがあるのはわかります。


私自身も昔はそういった守りの姿勢ばかりで、スタッフの成長につなげれずに退職させてしまうことも良くありました。


しかし私自身もそういった失敗の経験から、部下の成長には目の前の事だけではなく、少しリスクを背負ってでも戦略的に部下の育成をする方が、お店の売上や利益や店舗運営の安定にはメリットが大きいと考えるようになりました。


もしあなたが現在スタッフの退職や育成に悩んでいるのなら、ぜひスタッフに様々な仕事の経験をさせるようにもっていってみてください。



ロミンガーの法則:20%の上司の関与・影響

先程はスタッフには多くの経験をさせる方が良いという事をお伝えしました。

ただスタッフに経験を促す中で、あなたに気を付けていただきたいことが1つあります。


それはスタッフの放置や丸投げにしないことです。


スタッフの成長に経験が重要であることに間違いはないのです。

ただ成長の20%であるあなたのような上司の関与・影響は、スタッフの70%の経験を最大化するために、非常にポイントとなるところです。


極端な例として・・・
新しい仕事をさせる時に、いきなり何も教えることなくとりあえずやってみろ的なスタイルでスタッフの経験を促したらどうなると思いますか?


あなたも簡単に想像できると思いますが、正しくできなくて上手くいかない状況に陥る可能性が高いですよね。


もちろん稀にセンスがあり、やる前から先輩や上司のやり方を見ていて、最初からスムーズにこなすスタッフもいるでしょう。


ただそんな存在はかなりの逸材ですよ。

それなのになぜか上司にあたる人は、逸材のような習得時間を普通と考えてしまう人がいます。

そしてこういいます。

『あいつは使えねぇ』

こんな考えをもってしまうと、スタッフは成長することなく退職し、また大変な状況に陥ってしまいます。


こういったことから適切なタイミングで関与することが大事です。

  • 新しい仕事を始めてやらせるとき

  • 出勤終わりの最後5分

  • 1週間・1か月といった節目

せめてこの3つのタイミングでは関与しましょう。


話す内容は本人が感じている習得状況やできてきたことを褒めたりします。
その仕事内容に関しての悩みやアドバイスなどもこのタイミングですると効果的ですよ。


また上司はスタッフができないことに、つい口出ししたくなります。
でもお客様や店舗に大きな影響を与えてしまう内容以外はある程度見守ってあげる我慢も必要なんです。


それに自分よりスタッフが考えたやり方の方が、効率がいいと言ったパターンも生まれます。


過度な干渉はせず、たくさんの経験をさせて、適度な距離感で接しましょう!!


ロミンガーの法則:10%の研修や自己学習

最後の10%は研修や自己学習です。
この項目は成長すべきスタッフ自身の行動の部分ですね。


あなたのような上司にあたる人は、社内社外に問わず、スタッフの成長につながるなと思うような研修などがあれば、スタッフに参加を促してみるなどの行動ができます。(参加するかはスタッフに決めさせた方が良い)


私はスタッフには自分が今まで読書してきた中で、各々のスタッフに合いそうな内容の本を紹介してあげるといったことをよくやるようにしています。

読むか読まないかは本人に任せますし、もしその本を貸してほしいなど言われたら遠慮なく貸します。(たまに借りパクされますが・・・)


10%の部分はスタッフ本人にもよりますが、成長のためには自分でも学習しないといけないよ程度は伝えてあげないといけない人もいると思います。


まとめ

今日は『スタッフ成長のカギは『ロミンガーの法則』をいかに実践するか!』という内容で書いてきました。


お店を運営する中で1にも2にもスタッフがカギを握っています。
スタッフの成長が継続的にしていく文化のあるお店は、どんな状況に陥ってもうまく乗り越えて基本安定した運営ができます。


あなたのお店もそんな安定感のあるお店にして、自分自身の成長の時間も確保したくありませんか?


もしそうなら今回お伝えした『ロミンガーの法則』をぜひ使ってみてください!!


では今回はこの辺で!


※この記事を読んだ後に実施すること

①今までの自分自身の育成を振り返る
②現在のスタッフの育成方法をロミンガーの法則に当てはめて考える
③スタッフに今後の育成について話してコミットメントする


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