自分のために

先日、障害者手帳の更新に行ってきました
必要な書類を持たずに行ったため、1度家に帰って再び区役所へ行きました
ミスをした自分に腹が立ってはいるものの、無事に手続きができました

障害者と認定されると、等級により変わりますが、条件を満たせば障害年金が受給できます
しかし手続きがとにかく面倒です
申請しても必ず審査が通るわけでもないです
私の知っている障害者の人は、何度か申請したけど審査が厳しくて障害年金を受給する事ができませんでした
おそらく診断書を書く担当医の書き方にもコツがあるのでしょう
私は審査を通過し、今は障害年金と生活保護に支えられて療養し、社会復帰を目指しています

他の人はどう思うかわかりませんが、これは決してお気楽無職ストレスフリー生活ではありません
せっかく働かずにお金もらえてるんだから、死ぬまでそれでいいじゃんと思う人がけっこういるかもしれませんが、そもそも私は障害者です
普通の生活ができないんです
その事に苦しみ、もがいているのです
全然気楽じゃないです

最寄り駅からたった2駅の移動ですら目眩、吐き気、手足の震えが発症し、調子がよくなって仕事を始めるとストレスで吐き気と腹痛が発症し、もはや仕事どころではなくなります
ストレスで感情がコントロールできなくなり、最終的にはボロボロになって辞めてしばらく鬱の沼に沈みます

鬱の沼に沈むと、また失敗したという敗北感と自己嫌悪が頭の中でぐるぐる渦を巻き、それが消えるともう何もできません
脳が回転を止め、無の状態になります
ご飯食べない、眠れない、そもそも布団から出られない、何日も誰とも会わず喋らずな状態になります

一般的な人から見ればただゴロゴロしてるだけに見えますが、頭と心はフル回転しているのでちっとも休めません
むしろ非常に疲れます

昨今ではメンタル系の病気が増えて、どの人もよくよく話を聞けば何かしらの病気に当てはまるのではないかと思います
しかしそういう人はだいたいメンタル系の知識もなく、さも自分が大変かを友人知人にアピールします
メンタル病む自分は繊細だから優しく扱ってね、みたいな

私を含めメンタル疾患ガチ勢からすれば、そんな簡単に自分のアクセサリーみたいに病気を言いふらさないでほしいと思っています
ファッションメンヘラ達のせいで鬱病は甘えで心がけしだいで治ると思ってるバカが増えるのです
心の風邪どころではないのです
歪んだ認識を持つ人がふえるのは怖いです

しかしながら、自分で気づかずに病んでしまってる人達も多いのではないかという気がします
仕事が忙しいから…病院行くの面倒くさいから…いや、自分はそんなキチガイじゃないから…など理由はそれぞれですが、自分の心の状態をしっかり診てもらうのは大事だと思います

ちょっと調子悪いから行ってみよか〜くらいの軽い気持ちでメンタルクリニックへ行ってみて下さい
強がらず、面倒くさがらずに

私は現在無職なので、私がいないと困る人達はいません
この文を読んでくださっているあなたも、あなたがいなくて困る人達はせいぜい家族くらいです。仕事は誰かが替わりにやってくれます

どうか御自身の心の声に耳をかたむけてあげて下さい
あなたを守れるのはあなた自身ですから
もっと気軽に病院に行けるような社会になれば、病気の人への偏見もなくなるでしょう

いつ自分が病気になるかわかりません
誰にも言えなくて苦しんでいる方、過去の傷が癒えない方、ストレスで今にも倒れそうな方、どうかクリニックのドアをたたいて下さい
ドアの鍵は開いています
さぁ、

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