キャンバスは君のもの
嫉妬ほど厄介なものはないです
自分で自分をダークサイドの渦に突き落とし、へたすると相手を傷つけて渦に引きずりこもうとします
私の友人に、大卒、正社員、既婚、子なしの女性がいます
明るくて真面目で、何不自由なく育ち、この世の闇を1度も見た事がない、真っすぐに育った女性です
それだけで充分嫉妬の対象でした
しかし彼女と話すととても楽しく、別れた後は干した布団の様にぽかぽかした気分になりました
ところが彼女は先月末で正社員の仕事を辞め、派遣社員として週3で働く事になりました
平日の2日の休みは、やりたい事を自由にやりたいのだと言いました
やりたい事って何?と訊くと「う〜ん、カウンセラーか、ライターかな」との返事
正直「は?」と若干の怒りがこみ上げてきました
確かに彼女は産業カウンセラーの資格を持ってますが、産業カウンセラーを雇っている会社なんて超絶巨大ホワイト企業だけで、仮に求人があったとしても、未経験の彼女を採用する会社はほぼ0に近いし、ましてやライターなんて、現実の世界の綺麗な上澄みだけを見ている彼女に何が書けるのでしょう
旅かグルメの記事とか書きそうですけど、そんなの書いてる人、履いて捨てるほどいます
世間知らずで楽観的な人生設計に私は怒りを覚え、しばらく距離をおこうと思いました
今の私はきっと彼女を傷つけてしまうので
大人になるにつれて、あの人は…と自分と比べて優劣をつける、そんなねじ曲がった性格になってしまってる気がします
何て愚かで幼稚なのだと自己嫌悪に陥ります
よそはよそ、うちはうち
この言葉を常に心に刻んで自分の人生を作っていかなきゃなと反省しています
今の自分好きじゃないです
深呼吸して、白いキャンバスに好きな色で好きな絵を描くように、また新しい自分を描いていこうと思います
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