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井の中の蛙でいい。前に進み続ける活力と自信が育った理由

こんにちは。営業支援ツール(SFA)や顧客管理(CRM)の開発から運用定着までを支援する株式会社Goofy代表取締役の山本恭平です。

先日の投稿したnoteでは、自分の経歴をまとめつつ起業までの道のりをお伝えしましたが、多くの方から反響がありとても驚きました。読んでくださったみなさん、ありがとうございます。

前回、転職のたびに年収を下げ、その差分で裁量と経験を買うという考え方にも触れました。この話をしますとよく周りの方々に「なぜそんなに頑張り続けられるの?」「どうしてそんなに常にモチベーション高いの?」「なんでそんなに自信があるの?」と聞かれます。当時はただがむしゃらに走っていましたが、これを機に自分の原動力は何なのかを考えてみました。

端的にいうと、

【まずやり切ってみる】→【成功体験を得る】→【自信がつく】→【もっとやり切ってみる】→【さらに成功体験が増える】→【さらに自信がつく】このサイクルを常に回しているからだと思います。

僕はこれまで自分で決めたことに対して最後まで全力を尽くし、どんな結果でも成功体験と捉えて、さらに努力するための活力(=自信)につなげています。今回は、行動の結果の多くを成功体験と捉えてこられた背景をお伝えします。

今の環境が自分に合っていない方や自分を変えたい方に、現状から一歩踏み出すきっかけを与えられたらと思います。

スポーツで培った「自信+努力=結果」の法則

僕は小学校1年生から高校3年生までサッカーに打ち込んでいました。いずれもプロ選手を育てるようなチームや組織、県内トップを争う強豪校などではなく一般的な学校の部活動でした。

気の合うメンバーや先生方に恵まれながら長く続けていたため、当時は結構上手な方だと自認していました。ドリブルが好きで、よく自分勝手にプレーしては監督に叱られていましたが、得点や攻撃の基点となることが多く、自信を持ってサッカーを続けられたと思っています。

中でも、高校最後の夏大会、予選リーグの決勝戦は忘れられません。相手は私立の強豪校。前半早々に先制されて敗戦ムード一色の中、自身の同点ゴールによって雰囲気は一転しました。結果2-1で逆転勝利し、チーム全員で掲げてきた目標を達成できたのです。

転機となった同点弾は、実は「こんなシーン、絶対来ないだろ」と思いながら練習していたパターンそのものでした。当然、いつかのためにと全力で練習していましたが、結果ここ一番でそのシーンは訪れ、見事得点できました。

高校サッカー部最後の夏の大会の時の写真(右上が僕です)

小さな成功の積み重ねが成長につながる

その後大学で多くの猛者たちに出会い、自分は「井の中の蛙」だったと痛感しました。優れた人が多い環境で挫折してしまう人もいると思いますが、僕の場合は井の中にいたからこそ「仲間と自分を本気で信じて努力した結果、自らのゴールで目標達成を勝ち取った」という成功体験が生まれたんです。

もしサッカーで有名な強豪校やプロを育てるユースチームに入っていたら、レベルの高いチームメイトから刺激を受け、結果的にはスキルアップしていたかもしれません。でも、選手としてはスタメンどころかベンチにも入れずに埋もれていたでしょう。そうなったら、自信がつくどころか劣等感で卑屈になってしまっていた可能性すらあったと思います。

実際大学に入った後も、自分の経験に対する思いはまったく揺らぎませんでした。たとえ井の中の蛙でも、捉え方次第で自己肯定感を高めて、いくらでも成長や自信につなげられると思っています。今でも「この経験はどこが自分にとって良い結果だったかな?」と毎日を振り返り、日々小さな成功体験を見つけようとする癖があります。

もっと自分の努力を認めて自信を持っていい

ここまで読んで「部活動の経験でそこまで自信を持てるなんて」と思った方もいるかもしれません。ですが、僕から言わせると「みんなもっと自信を持っていいじゃん!」と言いたいことが数多くあります。そのうちの一つが受験です。

大学もスポーツと同じように、難関大学に入ったわけではありません。ですが、自分なりに一生懸命勉強をして受かったから、誇らしかったことを覚えています。反面「ここは目指していた学校ではないから」「知名度や偏差値が低いから」と出身校への劣等感を口にする人をこれまで多く見てきました。でも、十分いい学校なのでは?というケースも多くあります。

自分が一生懸命努力して合格したなら胸を張っていい。大事なのは自分がその結果をどう捉えるかです。

揺るがない自信を持ち続ける力

メドレーから転職を決意し、快く送り出してくれたときの写真

新卒入社したリクルートグループでは、これまで培ったマインドを支えに営業として多くの経験を積み、たくさんの表彰も受けました。「これ以上の業績は出せない」と思えるくらいやり切ったタイミングで、当時ベンチャー企業だったメドレーに転職しました。

メドレーでは周りのレベルの高い人や環境に物怖じしたこともありましたが、それでも一定以上の評価と実績を出し続けられたのは、これまでの実体験から「不確実でも、本気で努力すれば必ず結果が出る」と確信して成功体験を積み重ねてきたからだと認識しています。

ここまでの話から「成功体験に恵まれてるじゃないか!」と感じた方もいると思います。

違うんです。新しい環境に飛び込むときはびびっていましたし、今でも「まったく通用しなかったらどうしよう」と思うことはあります。

ただ、怖くても一歩踏み出す勇気ややり切る力が出てくるのは、行動が成果に紐づいたという自負が大きな自信になると知っているからです。

僕のサッカーでの逆転勝利や受験結果、転職先での成果は、側から見れば大した経験ではないかもしれません。ですが、大小に関わらずチャレンジを繰り返し、出してきた結果が揺るがない自信をもたらしています。

そもそも、根拠もなくただひたすらに自信がある人なんてそうそういません。自信がなくて一歩踏み出せなくても、踏み出して失敗しても全然OKです。そのときにきちんとやり切ったか、結果自分にとって価値のある体験だったかを常に意識してください。

人と比べて成功だったかではなく、やり切った先に、やり切る前と違う結末があったかが重要だと思います。それが成功体験となるのです。

すべての人が自信を持つべきなのではありません。しかしリーダーとしてチームを率先して引っ張ったり、自分のやりたいことを貫いたり、成果を出したりするためにはある程度の自信が必要になります。僕が前向きに走り続けられたのは、自分だけでなく周りのみなさんが僕の努力を成功体験と認めてくれたおかげだとも思っています。

これからも、どんな難しいことも自信を持って取り組み、成果を出し続けられる人でありたいです。

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