見出し画像

【乳がんの記録】自分の病気について知る

私は去年、子宮筋腫摘出の手術をするために、40代後半で人生初の入院と手術を経験した。

その時に情報収集のために作ったX(Twitter)アカウントが本当に役に立った。同時期に同病の手術をする方たちとの情報交換や励ましあい、便利な入院グッズや術後に適した下着などの情報など。人による違いはあるものの術後に起こり得る症状なども事前に知ることで心の準備もできた。

乳がんの可能性があると知った時も同じようにXで乳がんアカウントを検索しまくった。すると同じ乳がんでも人による状況が違いすぎることが分かったのだ。

乳がんについてはステージぐらいしか知識がなかったので「トリネガ」やら「HER2」やら「ki-67」やら知らない言葉がたくさん溢れていてハテナだらけ。

Xで情報を得るのは難しそうだと感じた。そこでまずは乳がんをちゃんと知ろうと考えて図書館に行き、関連する本を2冊借りた。

1つは「患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2023年版 第7版」

https://www.kanehara-shuppan.co.jp/books/detail.html?isbn=9784307204484

もう1つは「国立がん研究センターの乳がんの本 改訂新版」

どちらも乳がんのサブタイプ、標準治療ガイドライン、遺伝子検査、手術の方法、アピアランスケアのことなどが分かりやすく説明されている。これを読んでおくことで、乳がんが確定してから先生と話す時に難なく理解できるし質問もしやすかった。子宮筋腫は手術や治療は医者任せだったけど、乳がんの場合は告知から手術までに自分で判断するポイントがいくつかあって、事前にその心構えもできる。

乳がんの存在は当然知っていて毎年検査を受けていても、実は乳がんのことを全然知らなかったということがよく分かった。

何年もかけてがんが拡がることやステージ0の超早期であれば転移や再発の心配もほぼないことなど、世の中の非乳がん患者にも知ってほしい。私はもっと早く知っておきたかった。

少しでも早期で見つかる患者が増えますように。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?