ミーアキャットを家族として迎えたいと考えている方からよくトイレについての質問を受けます。

この記事では、ミーアキャットのトイレに関する考え方と、その習性に合わせた飼育方法をご紹介します。今回は、ミーアキャットのトイレについての考え方と、習性に合わせた飼育方法をお伝えさせていただきますね！

ミーアキャットはトイレを覚えることができるのでしょうか？

答えはイエスです！実際、ミーアキャットはさまざまな技を覚えることができます。例えば、「ハウス」と声をかけるとケージに戻ってきたり、名前を呼ぶと応答することもあります。

しかし、実際にはトイレトレーニングは非常に難しいと言わざるを得ません。一部の家庭では成功例もありますが、基本的にはかなりの努力が必要です。しかし、習性としては、ミーアキャットは決まった場所で、うんちをする習性がありますので、ケージの中にトイレを設置をしてあげれば基本的にそこでうんちをしてくれます。

ただし、おしっこに関しては、いろいろな場所で行うことが多いようです。

ミーアキャット自身はトイレをどう考えているのでしょうか？

店舗や家庭でミーアキャットを観察していると、彼らが特に汚れを嫌うわけではないことがわかります。しかし、リラックスしている場所で排泄することは少ないようです。

自分の居心地の良い場所を汚したくないのかもしれません。

特に、生後1〜3ヶ月の幼いミーアキャットは、まだ多くのことを理解しておらず、自我も未発達で、非常に愛らしい時期です。この時期には、おしっこを我慢するという概念がほとんどなく、気づいたら排泄していることがよくあります。

成長するにつれて、隅など少し考えて排泄するようになる傾向があります。私の家のミーアキャットは、ケージから出されているときに粗相をすることはめったにありません。しかし、長時間ケージに戻れない時などは、排泄してしまうこともあります。

お家でのトイレの扱い方

個人的にはトイレトレーニングを成功させた経験はありませんが、ミーアキャットは犬と猫の中間のような性格をしています。根気よく教えれば、トイレを覚えるかもしれません。

生後3ヶ月ごろになると、トイレのサインが見られ始めることがあります。この時にトイレに連れて行くと、覚えることがあるかもしれません。猫よりも犬のトイレトレーニングが参考になるかもしれません。

トイレトレーニングをしない場合、うんちやおしっこが床下に落ちるように網目状の床などを使って掃除を楽にする工夫があります。また、ケージ内に簡易トイレを設置し、しっかり固定できるものを選ぶことが大切です。床下のシーツを玩具にしてしまうこともあるため、DIYで床を高くすることで掃除が楽になります。

将来的には・・・？

近年、ミーアキャットのペットとしての需要が大きく上昇しています。私たちの店で扱っているミーアキャットはタイ原産ですが、全て愛玩動物として繁殖されたものです。

正しいトレーニングと環境が整えられれば、ミーアキャットは非常に人懐っこく、多くのことを学ぶことができます。トイレトレーニンググッズや知識が増えることで、人間との共生がより容易になるでしょう。

いずれは犬や猫と同じようにトイレを覚え、公園で見かけることもあるかもしれません。