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初めまして。グース@日日是好日です。


恐縮ですが、グース@日日是好日がnoteをはじめた理由を紹介させてください。それまでに、司法書士試験の合格体験記を書いていました。




ただ、その合格体験記は、苦労して司法書士試験に合格したという事実と
結果に特化した記事です。


それは、合格体験記が一般にそう(事実と結果に特化した記事)であるからです。別に誰でもいいのです。
要はどうやって合格したかだけなんです。




◇ 何をしていた人間なのか。


遡ることおよそ十数年以上前、当時の私の仕事は、社会福祉事業(日常生活自立支援事業を担当)の一環として、認知症の方、知的および精神障がいのある方の金銭管理等の仕事を任されていました。


そんなある日
認知症の高齢のご夫婦が、家賃の滞納処分によって、
住んでいる家(UR賃貸住宅)から強制的に追い出されるという
(当日、引越業者がやってきて、家具などの荷物全部を部屋の外に運び出してしまう)事件が発生しました。
因みに、ご夫婦の年金(ご主人は未加入)は、2ヶ月で8万円でした。


突然、放り出された夫婦は、認知症故に、何が起こっているのか全く理解できず、号泣しながら助けを求め、大騒動になりました。
地域の民生委員や福祉関係者、市の職員が集まって、生活保護手続きを進めることにしたのです。
その後、生活保護受給者になれたため、近くにアパートも借りることができ、金銭管理等は私が担当となりました。
再び、平穏な生活が戻ってきたはずだった


ところが、どうやって調べたのでしょうか。
UR賃貸住宅からその夫婦に滞納した賃貸料全額支払を命じる督促状が二度にわたって届いたのです。このままにしておくと、悪いことが起こりそうな予感がしたため、再び、担当者会議を開いて、結局、生活保護課がUR賃貸住宅と折り合いをつけました。


その他にも、アルコール依存症の利用者さんの闇金からの借金トラブルや利用者さん所有の地役権(一定の目的のために他人の土地を利用する権利のこと。)に関する傷害事件などが起こり、法律を知ることの重要性を痛感するのでした。


安直な私は司法書士にさえなれれば、利用者さんを悲しませることはないと勇んで、予備校に通いましたが、この試験はそんなに甘くはありません。
仕事と受験勉強の両立に苦しむ間に、両親が次々と体調を崩し、
仕事を辞めざる得なくなりました。
今は、それでよかったと思っています。



◇ 公開することの勇気


ところで、勉強を始めた頃の合格体験記は、一発合格した人や2~3年で合格した人の体験記で占められていました。

受験4回目失敗のあと、たまたまYoutube(今は見つけられない)で、ある若者が司法書士試験で一発合格者はで・・4回目で合格者は凡人・・それ以下の者は・・とランク付けしている動画を見たのです。

そうか、私はもう人間以下なのだとスッカリ腐ってしまいました。
そうなると私の中のひがみ根性がさく裂して、
合格体験記は、ただの自慢大会に過ぎないじゃん!と読まなくなりました。


しかし、ほんの数年前、偶然手にした予備校の合格体験記には、
10~16年にも長きにわたった方々の体験記が掲載されてありました。
この方々の長期に渡るモチベーション維持など数多のご苦労を思うと
よくぞ公開してくださったと
その勇気と尊敬の念でいっぱいになるのでした。


この司法書士試験は、そもそも合格させる気などない国家試験であるため、
運と戦略こそがモノを言う恐ろしい試験なのです。


そこで、私の不合格体験記が、今まさに苦労している誰かの役に立つかもしれないと思い立ったのでした。4月10日に書き始めたのですが、今年の試験が7月4日(昨年は9月末だった)と発表されたので、これでは遅すぎると毎日、誰かに役立つはずと信じて、4月の末までに一気に書き上げたのでした。



その後、
21本書いた記事の中でいまだに読まれ続けている記事がありました。


* 合格した年に起こった不思議な出来事

* 試験中に起こった不運なオジサンの話


この記事は、試験に関するものというよりは、エッセイに近いものです。



◇ 別のアカウントを作った


それで、エッセイなどを書けば、読んでくれる方の癒しになるのかと考え、司法書士試験とは全く関係のない、エッセイを記事にすると、
今度は、反応があまりよくない感じがしました。
そうだな。
私の記事には、統一性がないのだ。


哲学についての記事を書き綴っている中に、いきなりお笑いネタをもってきてもウケないのと同じなのだろうと。

また、もう試験直前になっているため、
くだらないことで受験勉強の邪魔をしたくないと考えたのです。

そこで、司法書士試験とは関係ないアカウントを作って、
へ~ぇとクスリと笑えるような、バカバカしくも気晴らしになるような
エッセイを書いてみようと考えたのです。

それは、苦しい受験生活でクスッと笑えた日は一日が楽しかったからです。
読んでくださった誰かが、それが例え、たった一人でもいい。
その方の一日が楽しければ



そう思って書き始めて、およそ2週間経ちました。
こちらのアカウントになって、今までほとんどなかったコメントを頂けるようになりました。司法書士のアカウントでは、静かにPVの数は増えるものの、スキもほとんどなかったのです。

だから、嬉しくて嬉しくて。😭
書いてみて良かったと毎日楽しくて仕方がありません。


気がつけば、私こそが皆さんに癒されていました。
心に響く記事が書けるよう精進しますので、
これからもどうぞよろしくお願いいたします。


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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

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立山連峰と室堂


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