【東京物語】ボランティアへの壁
先日、晴れて大学生になることができた。
30代からはじめる新しい人生。
東京の片隅に住む主婦大学生の爆誕!!
とはいえ、今までアメリカの田舎町で曲がりなりにもお仕事をしたり、時には駐妻界の荒波にもまれてきた曲者。
ちょっと何かしたくなる。
ただ大学もあるし、仕事をするにもパニック症の状態があまりよくないのでまだ辛い。
うーん…
アメリカで一番最初にどこかのコミュニティに属すことができたのは、ボランティアを始めたからだった。
渡米1週間くらいで夫の出張生活が始まり、町にひとりぼっち。
このままじゃ、やばい…!まだSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)もない状態で町の博物館に突撃した。
彗星ならぬ隕石のごとく現れた英語が不自由な日本人のゴリアテに、館長さんはとてもよくしてくれたのだ!(事務の女性はめちゃくちゃ怖かった…)
ゴリアテの原点はボランティアにあるといっても過言ではない。
ボランティアだと体調との兼ね合いも上手くいきそう。
人生、少しづつ。
というわけで、電車に乗らないでギリギリいける範囲の美術館や博物館を探した。
実は最初、近所に英会話教室の事務ボランティアを見つけた。
しかしよーく見てみると…とある政党の議員さんが開いているようで、少し政治色が強すぎるので断念した。
調べていく中で、けっこう日本とアメリカでボランティア活動に違いがあり、面白いと思ったので今回は書いてみようと思う。
まだまだ調べだしたばかりで、ゴリアテの主観で書いているので「ふーん」くらいの視点で読んでもらえると嬉しい。
ゴリがアメリカにいたときに経験したボランティアは…
・図書館
・博物館
・個人経営のカフェ
応募自体はもう少ししたけれど、実際に返信がありスタッフとして受け入れてもらえたのはこのくらいだった。
田舎はボランティアができる場所が限られていて、悪戦苦闘した思い出がある。
病院は「結核検査(注射)」があるので除外してた。笑
というわけで、日本でも博物館や美術館ならとっっつきやすいのでは?と思い、近場のところからコンタクトをとる。
さすが東京!歩けば美術館に当たる。
結果は…
美術館A→返信なし
美術館B→ボランティアは募集してない
博物館A→今は募集なし(区民限定)
ふーむ…惨敗。
作戦を練り直すかと、他の施設や区のボランティア募集のサイトをパトロールする。
しかし、とあることに気が付く。
まず、ボランティアには区で境があるということ。
東京に住む方なら当たり前なのかもしれないのだけど、その区に住んでいる者しか応募できないのだ!!
なんとぉぉぉぉぉ!!
ゴリが住んでいたアメリカの地域にはあまり見かけなかった制限だった。
いわゆるカウンティ(郡)という区切りがあったけれど、そこに住んでいる人しかダメよ~というのは初見。
そういうボランティアもあったかもしれないけど、運よく当たらなかった。
しかーし!東京はけっこうこれが多い。
区民ボランティア…!!
隣の区はボランティアが盛んらしい。
でもゴリが住む区はあまりボランティア活動に力を入れてないみたいだ。
しかも悔しいのは、ゴリは隣の区との境目に住んでいて、あと数メートルほどズレたらそっちだったのに…笑
後から知ったのだけれど、応募した美術館も区民限定だった。
この調子だと図書館もそうなのかもしれない。
いわゆるボランティア募集の掲示板ものぞいたけれど、ちょっとこれ怪しくない?というものも多い。
あと中高生向けとかターゲットを限定されていたり(あれかな、課外活動用かな)、逆にガチすぎないか?というものもあったり。
ガチすぎるボランティアも今のところよく見かける。
例えば…区在住者であること。3か月間の講座を受けて必ずボランティアに従事する意思があること(!)講座には毎回必ず出席すること、経験があること、資格があること…
いや、それもはや仕事。勤労。笑
その慈愛の心と能力あったら絶対に働いた方がよい。
ボランティア活動自体がアメリカよりも崇高なものになっている気もする。
あんまり気楽じゃないというか…!
募集要項を読んでいて「ちゃんとできないとダメなんだ」と少し緊張してしまう感じ。
この微妙な壁の高さと緊張感にちょっと苦労してる。
パニック症としては適度に人と関われて、外に出る理由が欲しいんだけど…日本でのボランティアは少しハードル高いなぁ。
と思っていたら、大学から教材が届いてそれどころじゃなくなったので、少し大学のほうに集中しようと思う。笑
たぶんボランティアしてたらそれだけで疲れっちゃって、試験に受からないい!!
秋くらいまでに単位がある程度取れてたら、また考えてみようかな。
もし社不でもできる何か良いボランティアあれば、コメントください。笑
昨日さ、図書館まで歩いてたんだけど、途中に小さな公園があるのね。
そこでお母さんとお子さんが桜を見て遊んでて。
微笑ましくて思わずニコニコして通り過ぎようとしたら「こんにちは!」って男の子の声が聞こえてさ!
耳栓(AIR PODSな。)してたから、一瞬「え?」って思ったんだけど、そのお母さんが手を振りながら「こんにちは」って言ってくれてて。
嬉しくて思わず「こんにちは~」って振り返しちゃったんだけど…
東京でこんなハートウォーミングな出来事ある!?
家の近所、外国人の方も多くてけっこう多国籍なんだよね。
朝はインターナショナルスクールっていうのかな?そのバスに色々な国の子が乗っていくのよ。
この前は駅の改札をアフリカのほうなのかな?民族衣装を着たご家族がくぐってて。
その日は入学式だったから、正装されてたんだろうね。
そんな光景を横目に、歩きながら英語を聴いているとほんの少し海外にいる気分になって楽しい。
非日常っていうのかな。
海外旅行好きな人の気持ちがいまならわかる!!
ゴリは旅行をすっ飛ばして、いきなり在米になってしまったから「日常」になってしまったんだよね。
アメリカにいるときは英語が本当に嫌いだったし!!笑
でも今は旅行で出向いた先の街並みとか思い出と共に、ノスタルジックな気分になれるし、英語の勉強を楽しめてると思う。
ニューヨークのタイムズスクエアに自分が立ってたなんて、今や信じられないよ!!
凄く贅沢な経験だったな。
目に見えない財産を日本にいっぱい持って帰ってこれてよかった。
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