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一流が備える「 空気力 」の正体!空気を読む力と空気を●●●力の二刀流が、凡庸な会議に革新を巻き起こす!#えんとつ町プペルの予算会議

昨夜は大劇場版ミュージカル『えんとつ町のプペル』"予算会議"をライブ視聴していました。キングコングの西野さんがプロデューサーと実際の予算を詰めていく!というライブ会議の配信です。

西野さんのVoicyでその予算会議がアドリブ(事前打ち合わせ無し)での開催ってことも判明
※その予算会議も本日のVoicyで告知されていました

詳細は専用サイトに譲るとして、要は「 演劇に必要な4億円の予算、どーやって集めるの? 」という、実際の予算会議です。あなたの会社の営業会議をオンラインで配信!を、有料配信しているわけです。んな発想と決断できる経営者っていないでしょうね。だって、予算を決める会議(営業会議、企画会議など)って、競合他社に知られたくないですからね(なんなら社員にも)。ので、この企画自体が、そもそも「 独自化 」です。

あ、さて、そんな予算会議に参加して再整理できた、一流のコミュニケーターが備える「 空気力 」について書きたいと思います。

Q:良い会議にするための条件は?

A:誰を参加させるか

経営コンサルタント時代、数千回の会議を実施&参加してきました。コンサルタントって、同時にファシリテーターでもあります。会議を目的に向けてグイーンって進めていくんですよね(あ、司会者ではない。)。

自身のその膨大な会議経験値をバックグランドに昨日視聴参加した予算会議を眺めていると、やっぱ最も大事のは「 誰を参加させるか 」やなぁ、って強く再認識できました。

日本の会議の大半て「 一部の人だけがしゃべっている 」です。10人参加していても、しゃべっているのは2-3人ですよね?ので、その会議は3人でやれば良いんです。昨日も4人会議でしたからね。

何もしゃべらす参加しているお地蔵さんたちは、決定した後に不平不満を持ち込むからややこしかったりします。が、もっとややこしいのは「 業界人 」「 ベテラン 」です。いわゆる業界の常識や過去の成功体験に縛られている、思考の奴隷さんです。彼や彼女たちにとって、会議とは「 否定すること 」「 揚げ足をとること 」にエネルギーを注ぐ場です。たとえ、業績が危ぶまれている場合であっても、新しい取り組みを前向きに検討しません。「 昔はこれで成功していた 」「 努力が足りないだけ 」「 デジタルに頼っているからダメなんだ! 」と、やたらと気合と根性論、なんなら命がけ論の説教を始めてきます。すると、その会議にはいわゆる緊張感が走り、ピリつき、論破合戦になり…。

あ、つい興奮してしまいました…

そう、もう1回書くけど、会議でもっとも大事なのは「 誰を参加させるか? 」です。日本語をちゃんと読んでくださいね!つまり「 参加者を選べ! 」ってことです。その時点で、会議の品質は既に8割決まっていると言っても良いでしょう。

「 自分が参加していない会議で、勝手に決められた 」と不満を言うのも、同じ人です。日頃の自分の言動が選ばれるに値しないことを自責で捉えられない程度の人です。が、とはいえ、その不満も予測し配慮(排除)することが大事です。

「 会議とは何を目的にしている(What for ? ) 」「 だから、参加する条件はこれ 」と、定義をして教育し続けることです。これも経営者、リーダーの仕事です。が、やらないから、会議の質が変わりません。めちゃ大事で本気で有効なことを書いています。即、マネしたところから会議の質が変わり、結果、業績行動が変わっていきます。

空気力の二刀流は❶空気を読む力❷空気を読まない力、です

「 4億円の演劇予算をどーするの? 」って、どっちかというと「 悲壮感 」と「 絶望感 」が漂います。( いやぁ…無理やろ… )って塩梅です。そんな、昨日開催された4億円の予算会議は、まったくその様相が異なっていました。それが、一流のコミュニテーターでもある西野さんの「 空気力 」に引っ張られていることも大きな要因です。 

❶空気を読む力
「 悲壮感を出さない 」という空気を読む力です。「 この費用、相見積もり取ったの? 」「 もっと下げられる工夫をしろや! 」って、予算を詰める(削る)方向で話し始めると、どんどん、会議に悲壮感が漂っていきます。ので、終始、西野さんは「 どーやって予算を創出していくのか? 」という空気力で進めていきます。悲壮感になる空気を避けて避けて避けていくわけです。伝わってます?

❷空気を読まない力
「 業界の常識、慣習を無視する力 」です。伝わりました?いわゆる「 空気を読み過ぎる 」と、業界人の表情・感情に配慮をしてしまいます。すると、これまでの発想の中で、その予算を見直すことになります。と、結局、これまでと変わらない内容の演劇に落ち着きます。西野さんは、そのことを理解し、そして業界へのRespectを持ち(ここが大事!)その上で空気を読まない力を振り切って「 こんなことできたらオモロイっすよね 」とアイデアを出し続けていくわけです。伝わりました、ね。

Q:あなたは、どの空気を選択して、その場にいますか?



【ファシリ、学ぼう!】
・ファシリテーターを指名された!
・ファシリテーターって司会役じゃないの?
・会議をめちゃ良い会議にしたいねんけど!
はい、学びにきてください!
ほとんどの人が悩んでいる「 誰も発言しません… 」って悩みも、仕組みで解消してしまいます。会議の質によって、業績と人材育成の両面で差がどんどん開いていきます。今日の記事で、ビンビン感じてもらえたでしょう!
ファシリテーター完全ガイド!これで意見が出る会議がまとまる

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