見出し画像

心をつかむ伝わるプレゼンのコツと勘違い!熱心な職人ほど陥る「 説得 」で相手はどんどん離れていく!

総理大臣が婦人と手を繋いで飛行機に乗り込むシーンをニュースで見たことあると思います。あれ…キモくない?旅先で仲良く手を繋いでいるシニアカップルを見ると微笑ましくなります。その違いは( 普段から、仲良いんやろなぁ… )という、日常のシーンが浮かぶかどうか?です。キモいってのは個人の感想です。が、まぁ、なんちゅーか、人間ってのは、違和感を敏感にキャッチするセンサーを備えています。で、その違和感ってのは、だいたいが当たっているものです。

先週の四国四県の旅先で、思いもよらず「 プレゼンを教える機会 」がありました。

(私が、正しく理解できていないテーマだったので)ざっくり書くと

ーーーーー
・SDGs
・自然環境保全
・森林伐採反対
ーーーーー

的なことのプレゼンです。Aさんとします。
ざっくりの箇条書きからも分かる通り、テーマとしては「 熱い 」地球軸です。Aさんは長年活動を続けてこられており、その「 想い 」も熱いのです。で、そのプレゼン相手は「 地主 」「 研究者 」「 法律 」的なお堅い相手です。

唐突に「 Aさんから私への1時間の講義 」が始まりました😁 私に講義するWhat for ? は不明です。が、途中でだんだん( あ、これは、私からプレゼンのアドバイスが欲しいんや… )と、分かってきました。というのは、その奥さん(私の講師仲間)から、私が来訪することと合わせて「 プレゼンのプロ 」と耳打ちされていたようなのです。(ので、What for ?に気づいて から講義?想い?をちゃんと聞き始める件😁)

↑↑↑ 要件ファーストが大事です←良いアドバイスが欲しい人は、こっちの記事も熟読を!

プレゼンのアドバイスは朝飯前(ちょうど昼飯前だった)です。ので、たとえ環境問題に精通していなくても、講義の内容をちゃんと理解していなくても朝飯前は変わりません。プレゼンが上手くいかないその原因のほとんどが「 本人が思考の奴隷に気づけていないこと 」です。ので、その本人にとっての思考の奴隷を発見するだけで、秒でアドバイスができます。

私がスキル的なアドバイスをすることはほどんどありません。必要だと判断場合は、私がプレゼンを実演して見せます。その方が、相手の気づきが深まり、そして本人の行動変容に繋がるからです。

「 朝飯前 」は、皆さんの仕事でも同じでしょう。全部を理解しなくても「 ここ 」というポイントを一瞬で見抜けるあの感覚です。プロは、それができます。一瞬で見抜けないってことは、まだプロの領域に達していないってことです。総理大臣が手を繋いでいることに一瞬で違和感を感じるあの感覚ととても似ています😁

熱心な職人ほど陥る罠は「 プレゼン=説得 」の対立公式!

(私の偏見です)「 環境問題に取り組んでいる 」って方は熱心な場合が多いです。想いが強いと表現しましょうか。そんな熱心な人ほど「 相手を説得しよう=プレゼン 」という公式を持っています。今回のAさんもまさに、でした。これがAさんの「 思考の奴隷 」です。ここに気づかない限り、スキルを磨いても何も変わりません。

人間関係のトラブルの9割は、相手を変えようとするときに起きる!

真理、です。
我々の悩みのほとんどは人間関係と言われています。その人間関係の悩みってのは「 自分と相手との異なり 」によって生じます。人間ってのは、どこまでいっても自分勝手、自分都合な動物です。だからこそ「 自分と相手との異なり 」に敏感に違和感を抱きます。それを「 受容する 」ことができない場合、最悪「 争い 」に発展します。これは「 戦争 」というレベルもあれば、日常における「 口論 」「 いがみ合い 」という分かりやすいレベルから、表層化しない「 ストレス 」「 不安 」という症状まで様々です。「 異なりが摩擦の真因 」と認知している人ほど「 やさしさ 」の成分を自らに課しているわけですね。

だから「 プレゼン=相手を説得する 」という公式を持っていると失敗するわけです。それは「 自分と相手との異なりを認めない! 」「 自然環境保全を認めさせる! 」「 森林を伐採する相手をやっつける(説得する) 」という対立構造でしかないからです。

無理そうでしょ?

私が「 win↔winプレゼン 」って書いている意味、少しは伝わったでしょうか(説得!)!「 win→lose 」「 lose×lose 」になったら上手くいかないんですよね。「 説得する! 」で、数千回の失敗をしてきた私が言うから説得力しかありません😁

プレゼンは「 仲間づくり 」

プレゼンは説得!ではなく、プレゼンは仲間づくり!って公式に上書き保存してみてください。どんなスキルを学ぶよりも、人生を良質に変えまくる公式になるでしょう。いやぁ~、今、ここで知れた人は、超絶ラッキーパーソンです😁

「 海賊王におれは なる! 」ってのは、win↔winプレゼンです。その想いに共感した人が、その船長の船に乗ります。が、その想いに共感しない人は、他の船長を探します。または自分が船長となって航海に出ます。

それぞれ異なった価値観があります。「 好き嫌い 」「 したいしたくない 」の感情欲求さえも異なります。どの船長の船を選ぶか?は、相手の自由です。ので「 相手を説得する! 」という思考の奴隷に支配されてしまった場合❶どんな素晴らしい内容で❷とても分かりやすい資料で❸めっちゃ上手な話し方であっても、相手は説得されません。説得などされたくないからです。心当たりしかありませんね?

Q:そこに、相手のメリットはあるかい?

「 SDGs!自然環境保全!森林伐採反対! 」のロジック(筋が通っている)が正しいとして、です。その前提であったとしても、そのプレゼンに「 相手のメリット 」が無い場合、相手はそのプレゼンの仲間になってくれません。

相手のメリットってのは❶自分の悩みが解消される可能性がある❷自分の願望が叶えられる可能性がある、です。少しでもメリットを感じることがあれば、相手は耳を傾けてくれます。いわゆる「 自分事 」になります。すると「 仲間になるかどうか? 」の判断をし始めてくれるわけです。※「 商品を買うかどうか? 」に置き換えて思考できるのがメタ認知力やからなっ!

Aさんに私が伝えたのは、そんなことです。他人(私)からアドバイスをもらっているときは強制的にメタ認知が働きます。が、実際、プレゼンを始めると「 これまでの思考癖 」に支配されます。「 癖は最強 」です。「 無意識は最強 」です。ので、恐らく、これからも「 プレゼン=説得する 」を繰り返します。そこで「 あ、また説得してしまった! 」と自分でメタ認知が働き始めると、変われる可能性があります。プレゼンは練習以上に大切なのは、このメタ認知、そしてマインドフルネスです。長年の癖を上書きするには、数週間~数ヶ月必要です。その「 つもり 」が持てる人は変われます。

@ゴリラ
ーーーーー
いやぁ~めちゃ本質的なこと書いたわ~。マジで本気で理解するつもりで10回は読んで欲しいです。過去に何度か書いてるけど、自分の解釈を挟まずに「 素直に読む 」って、マジで難しいからね。 
とりあえずプレゼン本を読んでね😁(雑な説得!)
ーーーーー

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?