第2部 ループとロジックの単純化 ~条件式の書き方Vol.1~

条件式の引数は読みやすいように書く

条件式の引数の読みやすい書き方はリーダブルコードによると「左側は変化する値、右側はあまり変化しない値」とある。英語の用法と一致するからとのこと。

(a) if (age >= 20)    //年齢が20以上なら
(b) if (20 <= age)    //20以上の年齢なら

なるほど。圧倒的に(a)が読みやすい。自分が条件式の引数を書く時、並び順をそこまで意識していなかったけど自然と(a)の書き方になっていた。ただ、明確な基準なく書いていたので基準を知れて良かった。

if/elseブロックは優先度を意識した順番で書く

リーダブルコードにif/elseブロックの条件の順番の優劣について以下の記述がある。

● 条件は否定形よりも肯定形を使う。例えば、if (!debug) ではなく、if (debug) を使う。
● 単純な条件を先に書く。ifとelseが同じ画面に表示されるので見やすい。
● 関心を引く条件や目立つ条件を先に書く。

この優劣は衝突することもあるので、そのときは自分で判断しなければいけない。

引用元:Dustin Boswell, Trevor Foucher『リーダブルコード』オライリー・ジャパン出版

if/elseブロックの条件が頭に入ってこず、何度も読み返すことがあった。恐らく、その原因は条件を書く順番の基準が曖昧だったからだと思う。基準が曖昧だと内容も曖昧になるから。何度も読み返す必要のないif/elseブロックを書けるよう、基準を意識して書いていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?