友達が社長だった。120万円貸してほしいというので貸した。その後直ぐに倒産、当時私はその会社で働いていました。社員ではありません。契約社員のような感じでしたが、契約しているわけではなく、全てが口約束でした。

あれから15年経つが、お金は返ってきません。SNSで連絡を取っても返事がありません。生きているかどうかもわかりません。

突然、今月から給料でませんと言われました。いま思えばリーマンショックの影響で全く仕事がなくなったのです。その時アメリカで何が起こっていたか映画化されて知ることになります。住宅ローンで債権が膨れ上がっていたのです。日本にも影響があり、仕事は皆無となりました。

その時、携帯のサイトを開発していましたが、個人的にDoCoMoのiモードアプリを開発していました。囲碁の対局ができるアプリです。将棋、チェス、オセロ、連珠もできるようになりました。DoCoMoの公式アプリとなり、月額300円でリリースされました。仕事がなくなってもこれだけは収益があったのです。会員が300人ぐらいだったので月9万円の収益があったのです。

その収益を一度も手にしたことがありません。そういえばリリース直後、かみなりがサーバーを直撃してサービスが停止しました。お詫びに図書券500円分を会員全員に送りました。その費用もぼくが払いました。そして利益は全て会社に取られ、著作権はオレにあるはずなのに、あんなに苦労して作ったのに著作権は会社にあるというのです。その後著作権の強いソフトウェア会社と言い始めたのです。

社長は蒔田奈穂美、女性社長でした。離婚して子供2人を育てていたIT社長で、わたしは勝ち組であると主張していました。男気のある人でこんなに男気のある女性は見たことがありません。

さて死ぬまでに借金を返してくれるでしょうか、最期に男気を見せて欲しい。