「最悪バーガーの食べ方」という本を出しました
なぜデザイン思考とかA❤️思考について述べている人間がマインドフルネスについて本を書こうと思ったか。
A❤️思考の要諦の一つは
「❤️に基づいた主張と、それを他人に伝えるためのArmが必要」
というものです。小林秀雄の言葉を引用します。
泣くだけなら私でもできる。しかしそれに溺れず、少し距離をとり人に伝わる形に整える人をアーティストと言う。A❤️思考でも同じフレームを重視します。中心にはその人の思いがなければならない。しかし同時にそれを人に伝えるための客観的な武装がなければならない。
つまり
A❤️思考で物を作ろうとする人は、自分の感情に基づかなければならない。しかし同時に感情に溺れずそれと距離をとって見定めることが必要。
私が考えるマインドフルネスの定義はまさにそれです。
絵にすればこんな感じ。
この本には他のマインドフルネス関連本とは異なった部分があります。
感情はそもそもどんな時に生じるのか。嫌なことをいつまでも考え続ける反すうという頭の動きはなぜ起こるのか。そしてマインドフルネスに効果があることは実験で明らかになっっているけれど、どうして効果があるのか?
私が調査した限りで見つかった学術論文から引用し、その中身を私が理解できた範囲で書きました。さらには、現在わかっていない部分は大胆に自由連想を取り入れ、「もっともらしい理屈」で埋めました。なのでこの本を読んでいただければ、
・感情はどういう時に起こるのか
・週明けに憂鬱な会議がある時、なぜ日曜の夕方から憂鬱になるのか
・一旦会議が憂鬱だと思うと、なぜ人間は不安を煽るようなことばかり考えるのか
・マインドフルネス瞑想はそうした状況でどのように効果があるのか
がなんとなくわかるようになっています。どこまでか論文の引用で、どこからが「もっともらしい理屈」かもちゃんと明示しました。
さらには
マインドフルネスという言葉が生まれたのは比較的最近のことです。しかし苦しみや悩みの多い人生をどうやって生きるべきかという問題について考えた人は古今東西存在していました。
そんな人たちの言葉からいくつか参考になりそうなものを引用しています。名前をあげればレオナルド・ディカプリオ(これはちょっと強引か)荘子、マルクス・アウレリウス、それにヴィクトール・フランクル。ちょっと強引に「ボートの3人男」からの引用もあります。
かつての私と同じように
「どうして頭はいつも堂々巡りをしているのか。なんとかする方法はないのか」
と思っている人のお役に立てば幸いです。あとA❤️思考に興味をお持ちの方にも。
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