私は、元々、歯が弱い。おまけに無精であり、手入れをおこたったり、入院生活もあって。

昔の田舎の歯医者は、自宅と、診察室を兼ねたつくりでした。

まだ、オチビの頃は、母が歯医者で治療を受けるのを、傍らで、ひたすら待ち続けて、音にビックリして泣いてしまったのか、歯医者さんから、お饅頭をもらいました。

そして、小学生から、ある田舎の名医であるという、N歯科医院に母につれられていきました。乳歯がとことん、虫歯だらけだったので、下の歯全部ぬかれて、特製入れ歯をしてました。入れ歯があわず、口内炎を作っては、入れ歯を調整してもらっておりました。

そこから、永久歯に生え変わると、姉の場合は、歯列矯正の金具をつけてもらい、特別洗浄機まで、購入。私の場合は、「こやつは、アゴが小さいから、４本ぐらい、せっかく生えてきた、永久歯を抜かれました。八重歯になるとか、手にを得なくなるとかで。

その時の麻酔注射が強くて、心臓がおかしくなりそうでした。子供ですから、歯科医に具合が悪いとも言えず、ただただ、我慢しておりました。

おそらく、全て、保険外適用だったようです。

その結果、下の歯は、犬歯のところに、へんな隙間があいてしまってます。
これは、まさに、人体実験のような感じの思いもします。その先生は、やたらと、アメリカ産の技術だとか、言ってましたね。
歯科治療がヒマなときは、歯科医師が面白がって、私の耳あかをほじったり、おまけに、中学生ぐらいになると、セクハラみたいなことをされました。（それも、恥ずかしいから、親には黙ってました。）

高校生になると、自分で、歯医者選びをしてかかるようになりました。

それでも、苦労しました。

受付事務と、歯科助手が兼用。歯科衛生士おらず。

ひどいときは、そこの奥様が受付事務、歯科助手をつとめるしまつ。

社会人になってからは。

いざ、保険内の治療をおこなっていた最中、耳元でそれも早口でささやくように、歯医者が、「どうする、保険適用外だが・・」と、まさにぼったくりであった。

歯科医師が若いと思って、選んだ医院が、いざ治療となると、ヨロヨロのおじいちゃん歯科医師で、また、変なところに手をおくやら・・。とても嫌な思いをしました。

そこで、私も考えた、歯科衛生士さんが、スカート、スリッパじゃなくて、ズボンのユニホームをきて、スニーカー履きの歯科衛生士さん、受付事務、歯科助手が分業されている歯医者さんであること。

一番最初の診察の時に、顕微鏡をつかい、歯周菌がないか、検査してくれる歯医者などなど。やっと出会えたのは、１０年ぐらい前でした。

あと、大事なのは、自宅と兼ねていない歯医者さん。

歯医者さんにより、ヒト遣いがあらく、直ぐに辞めていってしまう、歯科助手兼、受付事務の女性も多々あり、仕方がないから、医師の免許ももっていない、奥様をあてがう始末。または、受付業務も、歯科医師ひとりで、おこなっている、開業医などが未だ、みうけられるようです。

歯科技術は、本当に日進月歩で、昔は、保険外適用だったものが、今現在、保険適用になりつつあります。特別なセラミックとか、黄金の歯、インプラントをのぞいて、かなり進歩してきております。

歯科衛生士がしっかりしていると、歯のお掃除だけでも、かかりやすいし、相談もしやすいです。そこで、フロスの正しい使い方、歯間ブラシを使ったほうがいいですよとか。おまけに、歯間ブラシのサイズ、自分に適した歯ブラシなども、教えてもらい、歯医者さんで、歯ブラシ、プラウトという細目の歯ブラシなどを、定期的に購入してます。（ドラッグストアで買うよりも、安いです。）

歯科衛生士がお掃除した後に、歯科医が、全体をチェックし、異常があれば、治療するというシステムの歯科医が今、通っている歯医者さんです。

最初の、歯科医の言葉が、「私は、チョコレートが好きで、毎日食べてます。もちろん、虫歯になりやすいかもしれませんが、歯科衛生士さんにお掃除してもらって、メインテをかかしませんよ・・」でした。

最近、なぜだか、「浅野忠信」さんの出る映画、ドラマのワンシーンで、糸フロスを使う姿がよく目につきます。アメリカ映画でも、フロスを使う子供の姿も見ました。

それに、最近の俳優は、地デジ化され、以前より、クリアにテレビに映るので、歯がものすごく綺麗です。

本当に、昔とは、大違いですね。

蛇足ですが、海外生活体験者はご存じだと思いますが、あちらでは、ものすごく、他人の歯を見てます。少しでも、目立つよごれがあると、「あんた、ちゃんと磨いているか・・」とチャチャをいれてきます。

まあ、そんなこともあって、あの松田聖子さんの歯並びがかわったのも、渡米の影響からではないかと思われます。「ダンシングシューズ」のときは、そのまま、それから、急に綺麗になったようです。