餅を食べない正月。

いつしか、餅を食べなくなった。世の中に、ハッピーとか、メリーとか、おめでとうという言葉が、どうでもよくなってしまった。

大体、NHKのアナウンサーが、朝の5時の第一声が、1月1日(いちにち)だったか、(ついたち)だったか。ラジオ朗読の国木田独歩だったけ、「いちがついちじつ」と確か読んでいたのに。で、あとで、クレームがはいり、アナウンサー、「私の無学でした」と。

餅を食べない。体調を崩してしまう。傷みかけの野菜、賞味期限切れのラーメンの消費のほうが大事。

ハッピー、メリー、おめでとうはなくても、絶えずついてくるのは、平謝り言葉、「大変申し訳ありません」「申し訳ありません」が私の、ものさしの目盛りなのであった。

最近、自分の前には、ただ一本の流れというか、道しかみえなくなってしまった。それも、限られた道。

午後11時台のニュース、早速「東京消防署で、餅を喉を詰まらせて、高齢者2名が、死ぬ」と。

おしまい。

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