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オババこと、大お嬢の竹ぼうきづくりの助手になる、小人。

先日好天が続きましたので、急遽予定を変更して、4日間、実家に野良仕事に出かけておりました。

最近は、朝は、タケノコ探しで、竹藪を歩きまわり、印をつけて(枯れ枝をさして目印にする)、それから、クワとバケツをもって、タケノコ掘りです。

日中は、三歩歩けば、草、雑草、あちこち、雑草・・。草むしりです。

今回は、実家に帰って、気が付いたことは、女王あらため、お嬢様が二人いることでした。

大お嬢様に、ちいお嬢様。私は、彼女らに使える僕、つまりは、やっぱり小人なんです。

つまらない話は、この辺で打ち切り、さて本題です。

日記のコピーを修正したものです。以下。

2日目ぐらいから、大お嬢は、集めておいたヨドロ(孟宗竹の枝)を、小学校の昔の木のイスにすわって、切りはじめて・・。(わたしは、見ていただけ、少し切ってはみたものの、剪定バサミが一つしかないんで、切りにくいやつだったし・・)

3日目、ほうき1本分のヨドロの塊を束ねたものを2セットと、青竹のほうきをもつところ、(柄の部分)2本、用意しておいたようで・・。(大お嬢)

で、私が、オットさんの遺品、壊れた電動ドリルは、あきらめていたんで、大お嬢が突然「キリ、キリがない、どこしまったやろ????」が始まった。

私が、納屋(車庫)に電動ドリルの刃先セットとか、針金、ペンチ(ニッパ??)、その他マイノコギリ、キリも、揃えておいてダン箱にいれておかせてもらっているんで、「キリなら、これ使えば・・」と。

すると、大お嬢が素手で、青竹にキリで穴を開けようと、開ける前の儀式が、両手にツバをぺっ、ぺっと、つけて、ゴリゴリやりはじめる。小人に、「おさえとれ!!」って。(オットのキリが、オババのツバで汚されていく😢😿)

キリでは、穴は開かんかった。が、次の作戦。釘を持ってきて、うちこもうとする。オヤジの道具類は、特に大工道具の辺りは、一通り確認済なんで、金づち!と言われれば、「ほらよ!」「それじゃあ、あかんわ!」次の、「ほらよ!」と。あぶなっかしかったんで、私が、軍手というか、いつものあのグローブをはめて、大お嬢にも押さえてもらって、釘をうちつけて、次はくぎ抜きで、釘を抜く。(これも、小人が)
その前に、キリを金づちで叩いて、竹に貫通。「誰も見とらんな!」「うん、オットもオヤジも死んでおらんわ・・」「大工のKさんがおったら、『おまえら、なにをしとる!!』『わしがやる!』ぐらいいうやろな・・」(オヤジの言葉かもしれない。)

次は、15センチぐらいの竹(裏庭に転がっている)を切れといわれて、竹引きノコで切り落とす。
大お嬢がそいつを鉈で、割って、竹釘をつくるとか・・。

その間、竹釘が入りやすいように、電動ドリルの替え刃をうまく利用して、貫通した穴に、打ち込んで、くぎ抜きでグリグリまわしながら、穴をひろげる。

竹釘用の、丁度いいサイズに仕上げるのに、大お嬢「小刀がいる・・どこにあったやろう・・」と、探している間に、わたしの、もうキレが悪くなったハンディノコで、ぶっきらぼうに削っていたら、削れる。

大お嬢、小刀を出してきて、竹箸のようにとがらせたものを、つくる。

とりあえず、柄の部分には、二人で、作った竹釘がしっかりとはまり、「何で切るじゃ??(大お嬢)」「剪定バサミやね(小人)」

大お嬢が、丁度よいぐらいに切って、「呪いの竹人形づくりやね・・」この日は、これでおしまい。

最終日、私が草取りしている間に、柄の部分にヨドロを巻き付けて、針金を巻いて、ペンチでのねじりこみを手伝う。(小人だから)

また、小人は、草取りをする。

大お嬢、今度は、ねじりこんで、針金も自分で切った模様、ねじりこみが立っていて、危ないから、曲げるとかいいだして、軽めの金づちをもっていく。

大お嬢が叩いて、ねじりこみは、曲げられ、最後は、使い易いように、ヨドロを剪定バサミで、整形というもの?切って、揃えて、完成。

大お嬢、「ホレ、できた・・」と、ほうって、投げてよこすと言うのは、竹の葉を掃けということかと、池の周りとか、シャクナゲのあたりとか、竹ほうきで、掃いて、おしまい。

電動ドリル動かなくても、使い用で、替え刃セットを持ち込んで、よかった。

遺品、遺品、遺品だらけで、キリの使い方が乱暴であっても、所有者は、おらん、天国やしね・・

本当に、小人だった。


もう、一人のチイお嬢からは、「竹垣を修理せい!!」と言われていた。
大お嬢に相談すると、杭を打ち込むと、竹に刺激をあたえてしまい、今はその時期でないと、言われる。それにいい竹がない。なるほどと、小人は納得。(杭を打ち付けて、その間に長い竹を挟みこんでいく竹垣です。)

池のほとりには、シャクナゲの花がちらほら咲き始めていた。


竹ぼうきづくりの覚書と反省。

ヨドロの長さ、81センチ

柄は、人により使い勝手のいい長さで。

穴をあける位置は、端から、2.5センチぐらいのところ。

竹釘の最初の長さは、あとで、剪定バサミで、切ればいいので、15センチの適当な竹を用意。

あとは、実物をみて、自分で作ってみる。

くれぐれも、やる直前に、あれがない、これがないと探し出すと、時間をロスするので、とりあえずは、必要とされる道具類をを、並べてだしておくこと。


4日間、泊まりこみで、自分は一体何をしていたのだろう??
夜眠れば、「ここは、一体どこだ?」という夢をみた。
草取り、タケノコ掘り、朝は規則正しく、6時少し前に起床。
まずは、朝刊をとりにいく。
表のカーテンを開けておく。
オババの起床を確認して、掃除機をかける。
それから、各々朝食をとる。

仕事始めに、「アミノバイタル」をすすりこむ。
更にスィッチをいれるために、ワンダーの朝缶コーヒーを一本飲む。
8時半から夕方5時過ぎまで、草取り、草取り。

仕事あがりには、洗濯機を貸してもらい、汗をかいた、衣服、タオル等、洗濯して、干しておけば、翌日には、乾いた。その繰り返し。


今回の秘策、トワイニングのハーブティ(ベリーの葉、ローズヒップ、ハイビスカス等)をとにかく、500ccのペットボトルに作っては、いっぱいにし、色があせても、1日1パック。で、怒りもしなかった。

ハーブティは、やはりすばらしい。

とにかく、疲れが出た。疲れというか、無の境地におちいる程。
なんか、小さなことでくよくよするのも、バカらしくなってきた。

痔が悪くなるけど、地面に座り込み、ひたすら、草取り、草取り。
土にふれているだけで、こんなにも違うのかなあと、思った。


タケノコの赤ちゃん、かわいい!


※ヨドロ・・伐竹をした際、枝払いを鉈でする。その時にでた、竹の枝のことです。この竹の枝についた葉が枯れて落ちるまで、陽辺りのいい場所に並べておきます。落ちたところで、ひとまとめに紐で縛ってまとめておきます。季節は春ですから、下から、フキノトウがでてきたり、今は雑草が伸び放題になりますので。



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