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【琉球大学受験対策】〜理系数学編〜

今回は琉球大学の理系数学の対策について解説していきます。

まず琉大の数学の特徴を解説します。

次に共通テストから二次試験まで通して、何を、どのくらい、どのようにやっていけば良いのかということをお話していきます。

今回の記事で紹介する勉強の量やスピード感はあくまで目安です。

ただこのくらいやれば、かなりの確率で合格できるのではないかと思います。

また学校の授業や課題が充実していて力をつけられているのなら、その分ここで紹介する勉強量を減らして取り入れても良いと思います。

なお今回の記事は医学科を除く琉球大学理系受験生向けとなっています。(医学科編はまた後日書きます。)

琉球大学受験の特徴

・共通テストの配点が高い

・二次は基礎レベル

参考記事:【琉球大学受験対策】〜全体像編〜(https://note.com/gorugonnigaku/n/n87f5fc82af4a?magazine_key=mdf644156205f

この2点を踏まえると理系は

共通テストの数学は最低70%を目標にしたいところです。(共通テスト全体では65%を目安に目標を設定)

琉球大学二次試験、数学の特徴

大問は4つ

数Ⅲの微積、数Aの数と確率(確率漸化式などⅡBやはさみうちの原理など数Ⅲの要素も含んだ問題が出ることもある)がほぼ必ず出ます。

残りの2つの大問も一つは数Ⅲから出ることが多く、もう一つが毎年ランダムという感じの構成になっています。

まとめると

数Ⅲ微積が1題、確率が1題、数Ⅲが1題、その他の分野から1題。

というのが例年の琉球大学理系数学の入試の特徴です。

そしてその難易度は二次試験基礎レベルです。

微積や複素数などの一見難しそうな分野の問題も出ますが、どれも基礎レベルで、べらぼうに難しいことは聞かれません。

以上を踏まえてやるべきこと

メインでやる問題集・・・基礎問題精講、黄チャート、それに準ずるレベルもの(4題完答などの高得点を狙いたい人は少し上のレベルの問題集である標準問題精講や青チャート等取り組んでも良いが、個人的には上記問題集をやり込んで完成度を上げる方をおすすめする。)

講義系参考書として・・・初めからはじめる数学シリーズ

共通テスト(センター)の過去問

琉球大学の入試の過去問

具体的な計画

基礎問題精講を使うと仮定してお話しますが黄チャートやその他の問題集でも要領は同じです。

<高3の8月まで>

ⅠAⅡBⅢすべての問題集を2周します。

そして肝心なのがそのやり方です。

1周目・・・1周目の目的はできる問題とできない問題の仕訳です。今後の復習や2周目で、できない問題だけを重点的に練習するための下準備と捉えましょう。全問ときながら解けなかった問題に✗印を、解けたけど時間がかかったり、自信がない問題には三角印を付けます。問題を解き初めて1分考えてできない問題は諦めて解答を見てください。スピード感がないと入試までに問題集が終わりません。そしてその解答を丸写ししてもいいし、熟読してもいいのでとにかく覚えてください。

少し話がそれますが、大学受験の数学はほぼ暗記です。問題を読んでそれに対する解法や1手目が思い出せるかどうかの勝負です。知ってる解法を組み合わせることはありますが、その場でゼロから解法を編み出すことはないと思っていて大丈夫です。少なくとも琉球大学の入試は暗記勝負のレベルです。

1周目をすすめるスピードの目安ですが、

ⅠAⅡBⅢすべての問題集のページ数✕2÷高3の8月31日までの週数

で1週間あたりにやる分量を決めます。

そして進め方ですが、一週間でやる分を4日か5日に分けてやります。残りの2日は復習日として✗印、三角印をつけた問題をとき直すようにしましょう。またその日の問題集をすすめる前に前日の✗印、三角印をつけた問題の解答をさーっと見直しましょう。

このようにこまめに復習を挟むことが非常に大事になってきます。

この作業をつづけて1周目が終わったら、2周目は印のついてる問題に対して1周目とおなじような進め方をします。2周目でも同じように引っかかる問題が出てくると思うので、その都度印をつけていきます。

ここまでは問題集をやる上で最低限やらないといけないことです。

2周終わると、印を2回つけた問題が残ると思うので、それは8月以降適宜復習していくと良いでしょう。

そして問題集を解きながら、難しく感じるところや理解できないところが出てくると思います。その時は講義系参考書や、学校の教科書ガイドで基礎から学びましょう。学校の先生、頭のいい友達に質問してみるのもいいかもしれません。

<高3の8月から10月ごろ>

この期間は二次試験の過去問をやります。

過去問は10年分を目安に解いていきましょう。二次試験直前に過去問はとっておきたいという人もいますが、この時期にやるようにしましょう。理由は2月にはどうせ問題の内容を忘れてるからです。

二次試験の過去問をやるときは本番と同じ制限時間で、会場の緊張感もイメージしながら取り組みましょう。イメトレをしておくことで入試本番で緊張してヘマをする確率が下がります。

過去問演習をやっていると、自分の中で弱い分野が出てくると思います。その分野は基礎問題精講をもう一度とき直して見ましょう。そしてそのときも4日〜5日やって2日復習という形は崩さないようにしましょう。

<高3の11月〜1月>

この時期はひたすらセンターの過去問、共通テストの予想問題集を解いていきます。

過去問は10年分は最低でも解きましょう。

共通テストとセンターで出題形式が変わる可能性がありますが、文科省の声明等からも大幅に問われる内容が変わることはないと考えられます。センター過去問は質の高い問題が多いのでそういう面からもやることをおすすめします。

<高3共通テスト後>

この時期はひたすら二次試験の過去問演習をしましょう。そして苦手だと感じたり、弱いと感じた分野は適宜基礎問題精講で復習します。先程も言いましたが過去問を解くときは本番の会場や緊張感をイメージしながら取り組んでください。イメトレをしておくことで入試本番で緊張してヘマをする確率が下がります。

まとめ

以上が琉球大学の数学の対策になります。

最初にも述べましたがあくまで目安であり、個人の得意不得意や他の教科とのバランス、生活環境などによってやる量は変わってくると思います。

ただ、勉強の総量としてはこれくらいは必要かと思います。

大変だとは思いますが、頑張っているみなさんを応援しています。

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