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南洋航路

フェリーに乗って南方に向かって旅をしていたら、夜中に難破した。

友人とともに、夜の海を泳ぎ、ノッポな感じの、男根がいくつか繋がったような形の岩礁にたどり着いた。

しばらくすると、救援が来て、荷物とともに、近くの有人島へ移送された。

すると、そこが目的の島で、結局半日遅れくらいの到着で、無事レンタカーも借りられた。

友人はもういなかった。確かに友人なのだが、誰なのか分からなかった。

到着した島では、久部良(くぶら)バリという言葉を聞いた。

という、夢を見た。

岩礁は、小笠原諸島、父島の北にある、無人島の聟島列島を思い起こさせるものだった。

確かに、小笠原航路で、フェリーの中で一泊、目を覚まして甲板に登ると、荒々しい聟島列島が目に入って来たのは、印象的なシーンとして記憶に残っている。

しかし、島ではっきり聞いた久部良バリというのは、与那国島の旧跡だ。

久部良バリというのは、琉球王朝に課せられた人頭税に苦しんだ与那国で、妊婦に岩の裂け目を跳ばせ、越せない者は落ちて流産、あるいは死亡という残酷なことを行ったと言われる場所である。

ただし、あくまで伝説であって、本当にそうした事が行われたかは定かではない。人頭税に苦しんだのは事実だが。

なお、昔撮った与那国島の写真を見ていたら、同じ与那国島の立神岩の写真も見つかったので、ヘッダーにはこれを用いた。

形が男根に似ているからである。ただし、夢に出てきた岩礁は、上に書いた通り、複数の男根が繋がったかのような形であった。

この立神岩の右側あたりに、有名な「海底遺跡」がある。

(2019年10月26日の夢)

#夢 #夢日記 #与那国


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