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失くしたものを運んで来る川

昨日note夢日記マガジン「夢の世界」にUPした「人の言葉を話す猫と宝石の川 」。

昨日は忘れていた、その夢の一部を、唐突に思い出したので、増補。

恐らくは、昨日書いたシーンの後だったと思うが、緑の絵の具のような川が流れる岩場の、胸の高さのあたりに、いくつかの、宝石出来た煌びやかな首飾りがあった。

そこには、赤、青、緑といった色の宝石で出来たものが多かった。メノウや、孔雀石や、ラピスラズリといった石が思い浮かぶ。

その中に、見た事のあるものがあった。それは、2005年の正月に出雲の玉造温泉で買った、深緑の青メノウの勾玉を中心に、赤と白のメノウで構成された首飾りだ。

新たな出雲国造就任の際、宮中に献上した美保岐玉(みほぎだま)と同じ配色のものである。

この首飾りは、2013年頃に、一度紛失したが、戻って来た。2015年頃には、玉を通すワイヤーが千切れ、自分で補修した。

このように大事に、長年愛用していたのだが、2017年頃には、日本最北端・宗谷岬近辺でまた紛失、稚内警察署にも届け出たが、戻って来ることはなかった。

それから出雲の玉造温泉で、再び同じような構成の、よりグレードアップしたものを購入したのだが、あの失くした首飾りが、何と目の前にある。

一体どうしたことか。あの緑の川は、時空を超えて流れているのか。輝く勾玉の首飾りを見ながら、まるで夢のようだと思っていたのだが、まさにそれは夢であった。

このシーンは、起きてすぐには覚えていたのだが、メモを取る時には忘れてしまって、そのまま昨日夢日記を書いたのだが、今日の夕方になって、唐突に思い出したのであった。

失くしたものが、再び目の前に現れる夢。しかしそれは夢であり、それさえも一時忘れていた。儚い上にも儚い幻。ただ、それはこうして記録されることにはなった。

ギリシア神話には、レテ河という、死者がその水を飲むと、全てを忘れるという、忘却の河が出て来るが、まるでそれが逆流したような夢だった。

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ヘッダー画像は、その失くした勾玉の首飾りである。古い画像なので、解像度が低い。なお、大きな薄緑の勾玉(滑石製)に、青い紐を通した方は、玉造温泉の「勾玉作り体験」で作ったもので、これは今も自宅にある。



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