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2023年五泉市議会議員一般選挙 投開票が終了

 五泉市議会議員選挙の投開票が終わり新人4名、現職16名の当選が確定しました。女性議員は3名、五泉市議会の女性議員比率は15%となりました。有権者に占める女性の割合は51.7%ですので引き続きジェンダーギャップは課題として残りますが、ようやく市区町村議会の平均値までは追いついたというところです。


票の動き

 現職で立候補された方で前回よりも票を減らした方が8名、増やした方が6名です。人口減少、投票率の低迷による影響もありますが、現職議員全体では-704票と減らした結果となりました。

 一方、新人候補と補欠選挙で無投票の大橋候補を加えた6名は合計で6844票を獲得しています。前回出馬し今回は立候補しなかった方が持っていた合計票数8481票でしたので、新人が確保した票数はその8割になります。

 現職が票を減らし、不出馬で浮いた票が新人に流れたこと。新人の中でも多くの票を女性候補者が獲得したことから、有権者は現状からの変化を求めていると予測されます。次の4年は変わったという実感、成果がさらに強く求められるのではないでしょうか。

今後への注目ポイント

 選挙の公約や当選者の顔ぶれ、得票数から今後に向けた注目ポイントをピックアップしました。

議会改革

 今回の候補者のなかには議員定数の削減に言及する方が少なくなく、加えて議会動画のアーカイブ公開など議会改革案として選挙戦における公約では掲げていました。議員定数の削減はコスト削減が容易に連想できるため、選挙戦において有権者に耳障りの良い公約といえます。
 手段が前面に出ていますが、何のためにやるのか目的に立ち返ってみますと、これらは議会の活性化と担い手を増やすことがゴールと言えます。このあたりは、4年後には具体的な成果が出る動きが期待されます。

人口減少・子育て

 議会の平均年齢が下がったことも今回の選挙による変化の一つ。人口減少対策、子育て支援はほぼ全ての議員が掲げていますが、今後の議会でこれらの政策に対するアプローチの変化にも注目していきたいです。

障害・高齢者福祉

 現職・新人ともに障害・高齢者福祉を掲げている方が一定数おられました。現在の五泉市は残念ながらこれらの行政サービスが充実している街とはいえませんが、今後は議論が深まり、具体的な政策として形になるか見どころです。

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