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孫の手

久しぶりに煮えた記事を見かけたのでノートを書きました。あくまでも個人的な見解(世迷言)なのであまり気にしないでください。

それは今日の朝の記事。ある学生がグリーン車に乗って出かけたところ、いきなり高齢男性が現れ、席を譲れと詰め寄ったとのこと。そして学生が自分の席だと切符を見せ、高齢男性の切符を見ると自由席で、別の車両だと説明するとそんなん知らねえよ、席譲れと再び迫ったらしい。


ヤバくないですか?


これのヤバいところって3つあって、まずグリーン車のシステムを知らないこと。グリーン車の歴史に詳しくありませんが、今まで生きてきて絶対使う機会あったでしょ。むしろその年齢による経験を盾に、他人に譲れとか言っといて使ったことなかったのなら笑えますよ。

次に、若年者は何がなんでも自分より下だと決めつけている発言。譲れ、じゃねぇよ。百歩譲って(譲れだけに)譲ってくれない?という聞き方やタッチだったらこんな記事にもなってないと思います。蛇足ですが、リーガルハイの第一話で、主人公である敏腕弁護士小美門がむんずと優先席に座るのを見た黛(まゆずみ)が、目の前の高齢者に席を譲ってあげてはいかがですかと声を荒らげるシーンで小美門はこう返します。あなたは私が重度の心臓病を患っている可能性を考慮しましたか?と。その後はコミカルに展開していくので良かったら見てみてください。

そして最後に、他人にタメ語使っちゃう社会の大先輩。いや普通にあなたのこと知りませんから~ッ!!残念ッ!!知らない大先輩は他人、斬り!!でもけっこうこういう人いますよね。いきなり道聞いてきて、ここ行くにはどうしたら良いの?とか。イラッとする。おれあなたの息子じゃないけど??そういう感じだと明後日の方向教えちゃうよ??と思いながらも。丁寧に教えるんだけど思いっきりタメ語で返しましょう。精神衛生上良いです。

といったように、これが記事になったのはこの出来事そのものが原因なのではなく、幾重にも重なったミルフィーユ状のヤバ要因を満たす高齢者に警鐘を鳴らしているものだと考えられます。もっとも、ヤバ要因を満たすような人にこの音は見事に届かないのですが。え、なに?聞こえない。

ではどうしたら良いか。これは生活している周りの人間が気付かせてあげる他ありません。大抵の場合、ステージ2の切符を見せた時点で、おれが間違ってたのか。となるはずですがそれを振り切ってそんなん知らねえよ、席譲れですよ?怖すぎる。学生はお金払ってるのでもはや恐喝です。本当にあった怖い話。

そしてそのズレを正せるのはもはや身内しかいません。それも本人にとって最も影響力のある人間。誰でしょうか。奥さんは関係性によるか。息子、娘、はおれが育てた!!とかいう関係で発言できないかも。兄弟はそこまで介入しなさそう。と考えると…


孫です。


孫一択です。紛ごうことなき孫。目に入れても痛くない孫。痒いところに手が届く孫。なんでこんなにかわいいのぉ~かぁよぉ~、孫。なんでじじはグリーン車知らないの?なんでじじは知らない人にタメ語なの?それはダメなんだよ?これで万事解決。


世の中のお孫さん、いやお孫様。未来はあなたたちにかかっています。

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