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Apple Cardを使い始めた 続編

はじめに

前回の投稿でApple Cardの申し込み方法をまとめました。その後、8月12日にチタン製の物理カードが到着したので、今回はアクティベーション方法とのその後の使用感について書きたいと思います。

Apple CardはまるでiPhoneとAirPodsのペアリングするかのようにアクティベーションができるのが特徴です。

物理カードの配送

Apple Cardでは、物理カードは必須ではありません。なので、物理カードを受け取るかどうかは申し込み時に選択することができました。私は、Apple Payに対応していない店舗での支払いでもApple Cardを使いたいのと、チタン製でカード番号等の情報が記載されていない物理カードの実物を見てみたかったので迷わずオーダーしました。

オーダーすると、Wallet Appの中で物理カードがオーダされた、発送された、配送が完了した、といったシッピングのステータスが確認できるようになります。

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また、配送予定日の12日の朝には、本日届くとの通知が来ました。

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FedExの配送が完了すると、今度はメールが来ました。チタン製のApple Cardが届いた通知と物理カードのアクティベーション方法のYouTube動画へのリンクが記載されています。このあたりのFedExとの配送ステータスの連携とかは、さすがAppleだと思います。

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アクティベーション

FedExの封筒を開封すると、中にはシンプルな厚手の紙で梱包された物が出てきました。一旦、ペリペリと開封すると、元には戻らないようになっていいます。

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中には、真っ白な二つ折りの台紙に包まれて物理カードが入っていました。エンボス加工のAppleのロゴが美しいです。Apple製品と同じような開封時のエクスペリエンスを提供してくれいています。

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文字をよく読むと、iPhoneのスクリーンをアンロックし、カードの下にあるマークの部分に近づけてホールドしろ、とのことです。指示通りにiPhoneをかざすと、iPhone上にApple Cardのイラストが現れ、アクティベーションを促してきました。まさに、AirPodsのペアリングと同じですね。

ちなみに私はiPhone XS Maxを使っていますので、このような手順になりましたが、iPhone Xもしくはそれ以前の機種の場合は、Apple Walletを起動したあとでカードに近づけるという手順になるようです。

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"Activate"をクリックするだけで、手順は全て完了です。物理カードは使用可能な状態になりました。

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早速取り出してみました。白のチタン製で厚みもあることから、高級感のある質感になっています。

カード番号、使用期限、セキュリティーコードなどの情報は物理カードの表面に記載されていませんので、デザインはシンプルです。これらの情報は、iPhone上でWallet Appから確認することができます。

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裏面はもシンプル。ゴールドマンサックスとマスターカードがここでも目立っています。

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ちなみに、Amazon Prime Cardも分厚かった記憶があったので、比較してみたのですがほぼ同じくらいでした。財布に入れるとパンパンになってしまったので、最近使っていないカードを財布から2枚ほど抜くことにしました。さらに、そのうち1枚はこれを機に解約となりました。昨今、クレジットカードの厚みが増す方向になってますが、こうやって既存の他社カードを追い出す効果を狙っているのかもしれませんね。

全作業が終わった後で、気になったのでカードの台紙の下の部分を剥がしてみました。NFC関連と思われる極薄の回路が埋め込まれていました。物理カード自体との接点は無いようなので、単純にカードを包んだこの台紙とiPhoneでペアリングしたということになりますね。

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通常のクレジットカードのアクティベーションの場合は、カードに電話番号が書かれたシールが貼られていて、そこに電話をして自動音声に従ってカード番号を入力する方法が多いと思います。もしかしたら、電話をする方がわかりやすくて簡単かもしれません。しかし、よく考えてみるとApple Cardの場合はカード自体にクレジットカードの番号が記載されていないため、番号を入力させるとなると、Wallet Appからカード番号を確認する必要が出てきて、結構面倒な手順になります。カード番号が無くてもできるアクティベーション方法として、こうした手順を新たに導入したのかもしれませんね。iPhoneとの連携もできますし、これまでに無い未来感のある手順になってよく考えられていると思います。

これまでの使用感

Apple Cardが使えるようになってからまだ一週間なので、まだ使い込んでいるわけでは無いのですが、これまでに気づいたことを書きたいと思います。

Apple PayとしてApple Watchを使って支払いをするというのは、既に日常のことになっていています。なので、Apple Cardが使えるようになったとはいえ、デフォルトカードが変更になっただけで、大きな変化を感じませんでした。最近気付いたのですが、Apple Watchに現れるカードのイラストが最初は真っ白だったのに、今は色がついています。過去の支払いをしたカテゴリに応じてiPhoneのWallet App上のイラストが変化するという例の仕様がApple Watchの方にも反映されていました。色々なところで使えば使うほど、変化が現れるのは楽しいですね。

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また、iPhoneのWallet Appから使用状況がMonthlyまたはWeeklyのViewで数値とグラフで視覚化されるのは非常にわかりやすくて気に入りました。Daily Cashとして還元されている金額も日に日に増えていくのわかるのもいいですね。

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これを見ていてiPhoneのActivity App思い出しました。健康促進のために運動状況(Move/Exercise/Stand/Step)自動的に記録して視覚化するアプリです。"Close Your Rings"として、目標を日々達成したらメダルがもらえるので、必死になっている人もいるとか。Apple Cardの場合、身体的なアクティビティとは異なるのでメダルが云々という風にはならないと思いますが、Apple Cardのサービスを日々使用するモチベーションを高める工夫として今後色々な機能が入ってきそうですね。

物理カードもあっと驚くものでしたが、Apple Cardの魅力はこうしたiPhone/Apple Watchのソフトウェア的なところにもあると思いました。ソフトウェアは日々進化していくので、今後の展開が楽しみです。



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