アルバイトの話
バイトで「ん?」ってなった話があった。
結論からいうと、労働に対する考え方ってすごい深いところに根付いているんだなっていう話で、
最近、バイト先に監視カメラが設置された。
多分というか確実に従業員がサボってないで、ちゃんと仕事をしているか見るために。iPadが仕事場おいてあって、従業員もそれを見ることができる。
一階と二階があって、それぞれの状況をリアルタイムで見ることもできるからそういう意味では従業員にとっても少しは助けになるのだが、そんなのは微微たる効果だ。
前置きが長くなってしまったのだけれど、個人的にまず感じたのは
「これって従業員に許可とか取らずに勝手に設置していいものなの?」ということだ。
もともと設置されていたならまだしも、設置されていなかったとこに導入するには従業員の許可というか同意が必要なんじゃないのかなって。
【経済産業省のガイドライン】経済産業省からH16年10月に、モニタリング(監視)に関するガイドラインが発表されました。
モニタリングの目的、すなわち取得する個人情報の利用目的をあらかじめ特定し、社内規定に定めるとともに、従業員に明示すること。
モニタリングの実施に関する責任者とその権限を定める事。
モニタリングを実施する場合には、あらかじめモニタリングの実施について定めた社内規定案を策定するものとし、事前に社内に徹底すること。
モニタリングの実施状況については、適正に行われているか監査または確認を行うこと。
https://response-up.com/archives/348
調べてみたら、法的には合法らしい。でも、それとは別に上記のガイドラインはあるらしくそれはされてないなって思った。
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監視カメラはたしかに、「みられているかも」という状況を作り出し、怠惰な従業員や防犯のために一役買っている。合理的だと考えるのもわからなくはない。
ただ、本当にそうなのかなって僕は思う。
「みられている」という感覚は従業員同士の会話やコミュケーションを阻害する要因になる。そして働く環境において人間関係というのはすごい大事だと思うのだ。
一見合理的に見えるかもしれないけれど、従業員にストレスを与え、コミュニケーションを阻害するという点では、全然合理的じゃない。
これでバイトを辞めちゃったりしたらまた人材を教育するのに手間暇かかるし、余計な仕事が増えるだけなんじゃないだろうか。
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そして僕が何よりヤなのは、「お金をもらってるんだから、その時間は休まずにずっと働いてろ」という思想が見えちゃったことだ。
「お金は苦労してもらうもの」「お金をいただいてるんだからその間は休まずにずっと働くこと」。そういう前提が刷り込まれてしまってる。
従業員同士のコミュニケーションみたいな「気持ちよく働ける環境」に投資できるとこで働きたいなって思った。
#今日の一語
チェリーピッキング:
いいサクランボを選別することから転じて都合のいいものだけを選ぶという意味。
ちょっとオシャレというか、すらっと言えたらかっこいいだろうなあってw
読んでいただきありがとうございました。