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回文集「くるくる・えぶりでい」2/29

きょう2月29日は「にんにくの日」です。「にん(2)にく(29)」の語呂合わせから制定された、4年に1度の記念日です。「にんにく」の語源は、「忍辱(にんじょく)」という仏教用語で、「恥や屈辱に耐え忍び、心を動かさないこと」を意味します。にんにくには強壮作用があり、性格が荒っぽくなったり精力が増したりして修行の妨げになるため、昔の日本の仏教では僧侶は食べるのを禁止されていました。口にするのを耐え忍ばなければならなかったのです。ところが……回文を。


「食べた? やい!」
「否」
「臭く! 僧が嘘!」
「臭くない」
「いや、食べた!」

[たべた やい いな くさく そうがうそ くさくない いや たべた]


あー、これはもう完全にバレちゃってますねー。にんにくのニオイは強烈ですから、言葉で否定してもダメでしょう。だけど、厳しい修行を乗り越えていくために、実は、僧侶たちはこっそり、にんにくを食べてスタミナをつけていたのだそうですよ。それほど滋養豊かな食べ物だということですね。


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