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私家版・パンチライン集

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書籍や記事のパンチラインを個人的に収集して記録するためのマガジンです。
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記事一覧

地獄とは、人々が苦しんでいるところのことではない。人が苦しんでいるのを誰も見よう…

 パンチラインとして引用したのは、『ガザとは何か パレスチナを知るための緊急講義』(大和…

Masafumi Gotoh
4か月前
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社会というものを、一人ひとりの人間の、切れば血のでるような<人生>のひしめきとし…

 柄谷行人氏、見田宗介氏がどうしてその仕事に辿り着き、先見的・先進的な思想に辿り着いたの…

Masafumi Gotoh
5か月前
256

詩は散文と違って明示性のみを目指さない。

 歌人と詩人が連詩スタイルでひとつの作品を読み上げたユニークな本、『今日は誰にも愛された…

151

その社会を作っているのは他ならぬ「健全者」つまりあなた方一人一人なのです。

 タイトルの文章は荒井裕樹さんの『障害者差別を問いなおす』のなかで引用された、横塚晃一さ…

675

壊しすぎないためには、まず何よりも作りすぎてはいけない。

 あらゆるものが過剰に捕獲採取され、過剰に生産され、過剰に消費されるから、修復される暇も…

194

市場は、誰が、どのようなケアを受け取るかについて、倫理的な決定ができません。

 介護、看護、教育、育児、そして家事といった、多くのケアやケア労働(それは僕たちの生活や…

175

軍人がユニフォームを着るのは、もう個ではなくなるためだ。

 美術館で本を買うのが好きだ。図録も好きだし、作品に感動したら著作を買ったりもする。クリスチャン・ボルタンスキーの展示からは感じるものが多かった。壁中に吊るされた衣服、堆く積まれた黒い服。抜け殻のような、誰かが生きた証。あるいはかつてあった暴力の爪痕。その前で足が止まるのは、在るべきものがそこにはないからだ。ホロコースト、戦争。生と死と人間の愚かさが浮かび上がる。  以下は、『クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生』というインタビュー集から。  でも僕が驚くのは、こうし

我々は全身全霊をかけて賛否の意思表示をすべきだ。

こうした政府のありようを見ていると、人々が自分の利益を追いかけたあげくに、政府にまんまと…

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非暴力直接行動とは、より大衆の力を強化するために、暴力を控えること

次の引用は、キングのなかでもっとも重要なテキストからのものです。 「なぜ直接行動を、なぜ…

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評価とは、ものが有している力に対して与えられる力の贈り物である

一人ひとりの、周囲の物と人びとにたいするこの価値語の使い方を見れば、評価することは、ラン…

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