魔法をかけてあげるよ

軽やかなステップで空へかけあがる
遠くの町まで君をのせていけ

「落ちないようにしっかりつかまってて
バランスを取るのにコツがいるからね」

実際 1ミリも浮いてない
掃除用のほうき またがって
はっきり覚えてるよ
たしかにあの日飛んだんだ

魔法をかけてあげるよ
いつも そばに来れば 信じ合える
魔法をかけてあげるよ
君と旅を続けていたいから

夢から醒めそうになった夜は
黒猫の声も聞こえないんだね

とんがり帽子も 三日月の靴も
本当は脱げてしまうんだ
帰りたくない

指をくわえて後ろ姿が
消えていくのを見つめていたの
素直になれないのはどうして
いなくならないで

魔法をかけてほしいよ
今は離れてても 信じ合える
魔法をかけてほしいよ
涙 流れる不安な時は

3 2 1で呪文を唱えて
1827飛び越えたわけじゃない
魔法使いなんかじゃない私が
見つけたたったひとつの

魔法をかけてあげるよ
いつも そばに来れば 信じ合える
魔法をかけてあげるよ
君と旅を続けていたいから

魔法をかけてあげるよ
今は離れてても 信じ合える
魔法をかけてあげる
涙 流れる不安な時も

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