梅雨に入ってじめじめする
どうにも気が滅入るな
あいかわらず ずるいひとだ
こんな日に限ってぽつりとくるなんて

切れ間のないぼやけた白い空
降り出しそうだな

夏を追いかける 君へ問いかける
鈍感な僕のせいかな
出会った季節が またひと巡り
水たまり 乾かないまま

雨がやめば傘はいらない
たたんで しまわなきゃ邪魔だ
梅雨はあける 嫌でもあける
たためば本当に終わってしまう

ありきたりだけど 心は空みたいだなあ

夏を追いかける 君を追いかける
だんだん遠くなるばかり
思い出の重さで 取り残されてる僕には
チャンスなんて来ない

時雨 春雨 また五月雨
天気予報は同じでも ここにはもう

雨を追いかける 日々へ問いかける
鈍感な僕のせいかな
終わった季節に まだひとりきり
水たまり 覗き込んでしまう

夏を追いかける 僕も追いかける
君にはもう会えないけど
思い出は捨てれない 男の性だから
重くてもちゃんと歩いていかなきゃな
そんなことぼんやり思ってみる