見出し画像

赤は僕らが座るベンチの色#2

2016/02/27(土)
朝から天気が良かったにも関わらず、今日は一歩も外に出ませんでした。いつもより丁寧に掃除をしたり、Ben FoldsやagraphやAlabama ShakesやDebussyやGotoGorugettsuなどを聴きながら(特にGotoGorugettsuという人の曲が良かったです。オヌヌメ。)音楽制作の雑誌を読んだり子どもたちの面倒を見たりしていました。

※( )内の記述は事実と異なる場合があります。

今日はそんなんであったのですが、先週はルーシー・リー展に行ったり、ウィーン放送交響楽団のコンサートに行ったり。

ルーシー・リー展、すごく良かったんです。
作品に添えられていた彼女の言葉に「陶器の形やデザインというのは、だいたい決まっているものに見えるかもだけど、陶芸を愛する人にとっては、陶器は衝撃的というのではなく、ただ静謐で偉大なんだ」というようなのがあって、完全にルーシーさんが好きになってしまいました。

それは音楽にしても自分の憧れる世界観に通じるものがあるなぁと思ったんですよね。
音は鳴っているんだけれど、シンプルでどこか物静かな佇まいがあって、この雰囲気なんだかすげぇな…みたいな音楽。しかもポップミュージックであること。ルーシーさんの作品もコーヒーカップとか普通に家で使いたくなるようなシンプルかつお洒落でポップなものばかりでした。や、恐れ多いけれど。

ずっと音楽を作っていこうと思って自宅にスタジオまで作ってしまったのだから、途方もないけどそういう録音物をいつか作れるようになりたいなぁと思うのです。(そしてたくさんパトロンがついて寄付が集まり、それでスタジオの借金を返し、たくさんの楽器と機材に囲まれて暮らすのだ。)

※( )内の記述は極めて凡人的発想に基づいた発言である場合がございます。ご了承下さい。

僕と大して歳が変わらないマイスターさんが指揮するウィーン放送交響楽団の演奏も素敵でした。そりゃそうか。マイスターさんは背格好も僕とあまり変わらないのにエネルギーがほとばしって止まない感じでした。僕が豆電球なら彼の光は…いや、自虐は止めておきましょう。

特にベートーベンの7番は良かった。音楽的な弾力を自在に操るというか、基本はぷりっぷりの演奏なんだけど、クレッシェンドするときなど、からだの動きを止めてみせて「こんくらい小さな音出してね!」みたいな指示を出してからどんどん音量を引っ張りあげてくところとか、たまらない感じでした。

アンコールが3曲もあって、その最後に持ってきた「有機的分離」という1分弱くらいの面白い現代音楽で会場を沸かしたのも楽しめたなぁ。(あれは確かに個々の演奏が有機的に、それは見事に分離していたなぁ…。)

※( )内の感想はわかったふりをしている場合がございます。

というわけで、ぼくは陶芸家かオーボエ奏者か日陰ロックスターになりたいです。

↑りんごのシェイカー。この間話をした1分弱の曲で録音したら良い感じだった。歌録りのセッティングのままやったら入力レベルがオーバーになって、俺の声量このリンゴ以下。いやいや以外にでかい音が出るもんなんですね。

ぼちぼちほんとの新曲『赤は僕らが座るベンチの色』の制作に取りかかりたし。…て前回もそう書いたような?頭のなかでは色々アイデアが浮かんでます。理想との狭間で心を病むことのないようがんばります。

○ゴルゲッツミュージック、チューンコアのサービスを通してiTunesやAppleMusic等で配信しているので聴いていただけたらほんとに嬉しいです📣
http://www.tunecore.co.jp/artist/gorugettsu

サウンドクラウドはこちら
https://m.soundcloud.com/gotogorugettsu

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?