科学を社会に還元するにはどうすればいいのか

東北のとある大学で宇宙を舞台に研究を行なっている者です。
この分野に足を踏み込んだ理由は、科学館で行われていた人工衛星はやぶさの帰還後の企画展示に魅了されたからで、最先端の科学を提供してくれる場の存在がなければ、この分野の研究を続けていくことはなかっただろうな、と思っています。

だからこそ、わたしは科学を発信できる場を大切にしたいと思ってきました。

でも実際、そういった場は少ないのが現状だと思っています。

研究に全く興味がない人に興味を持ってもらうのは難しいかもしれないけれど、
まだ将来にいろんな可能性がある子供たちに向けて、最先端の科学に触れる機会を提供したい。
なるべく、面と向かって話すことのできる機会を作ることはできないだろうか。

そんなことを考えている。
なにかいい方法はないだろうか。

博士課程の学生だからこそ、時折アウトリーチをやりませんか、という話が来ることがあります。それはとても嬉しいことです。毎年よろこんでやっています。
ただ、提供するものと期待されているもののギャップがわからないから、市民の方が研究内容を知りたい、というモチベーションを知る手段があればいいなぁと思うところです。

どうすれば社会に還元できるのか、考えていきたいところですね。

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