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コトバは再現性を高めてくれる

”いいかんじ・よくないかんじ”

身体を動かす感覚。
自分の中でしか、わからない。

カヤックのレッスンではいろんな場面で、
 どんなかんじがしたのか。
 さっきと何が違って感じたのか。
 できたときとできなかったときに意識したポイントは何だったのか。
訊ねることが多い。

どんなコトバで表現したらいいのか、正解はなくて、自分の感じたとおりに言い表しておけばいい。
自分の中で起こったこと、意識したこと、感じたこと。
それが再現性を高めてくれる。

「肩甲骨と背骨の間が縮まるかんじ」
みたいに、具体的に動く箇所を言葉にしてもいいし、
「お腹の周りがぐいーっとねじれるかんじ」
みたいに、感覚的なものでもOK。

大事なのは、自分の身体の中で起こったことをコトバにして表現すること。
コトバにしようと考えることで、身体の中で起きた(起きている)感覚を思い出そうとするから。
何度も何度も繰り返しコトバにしていくと、だんだんと解像度も上がってくる。
ぼやっと全体的に感じていたことが、意識的になってくる。

きっとこれはカヤックなどのスポーツにかぎらず、いろんなことにも当てはまりそう。

腹が立ったとき、うれしいとき、かなしいとき。
ざっくり「腹立つわー」と感じるだけよりも、何がどう腹が立つのかがわかると、自分が何を大切にしているのかがわかるように思う。
うれしいとき、何がどううれしかったのか。
”自分”というままならない乗り物を、ちょっとは上手にコントロールできるようになると思う。

コトバにしてみよう。

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