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切り分けて考える

グラビティは御岳渓谷で講習をしています。
特徴としては岩が点在していて、流れが複雑です。いろんな水の動きがあって、それらが組み合わさった流れに対処する技術が、磨かれる環境です。

例えば玉堂美術館の下。
ゲンコツ岩を中心に岩が点在しています。一件複雑な流れに見えます。
この流れをフェリーしようと思ったときに、「怖い」「難しい」と思う人が多いです。

なぜ難しいように感じるのでしょうか。
理由は、全体をひとまとめに捉えてしまっているからです。

たとえばこの場所。

真ん中にゲンコツ岩がある流れ。対岸のエディへ渡りたい。

ここを分解をすると、

Aの流れ、岩の裏側にエディ。
その向こうにBの流れ、最後に入りたいエディ

だから対処法としては、

AとBの流れを横切るふたつのフェリーグライド。

① Aの流れをフェリーグライドして岩の裏のエディに入る
② 岩の裏のエディからBの流れをフェリーしてゴールのエディに入る

こうやって切り分けて考えると、一見複雑そうに見える流れでも、一本ずつ流れを横切ればいいということに気づきます。

例えば御岳渓谷の玉堂の瀬は岩が点在しているので、何本もの流れがあります。そこを切り分けて考え、再度組み合わせて動かすとボートのコントロールがしやすくなります。

ざっくり全体としてとらえるのではなくて、切り分けるといいよって話でした。

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流れのクラスは5段階。流れのことを知ると、もっとリバーカヤックが楽しくなります。


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