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#51 巴里のアメリカ人(1951)

愛すべきナンセンス、古き良きMGMミュージカルの名作。
この映画といえばガーシュウィンの美しい楽曲と、失恋した主人公が人生に求めていたもの、過去の残像を表した約17分もの長いダンスシーン。

純粋に芸術的なダンスで泣くという初めての経験でうちのめされた。

途中まで話も心情もいまいち惹かれなかったにもかかわらずだ。
映画は減点方式が通用しないと教えてくれる。1952年のアカデミー賞の作品賞も納得。
脚本賞?対抗馬だった地獄の英雄の方が好きかな。

この円盤に収録されてるジーン・ケリーのドキュメンタリー:ダンサーの肖像も素晴らしかったりする。

余談
古典ミュージカルアレルギーがなくなったのもこの作品とフレッド・アステア主演のバンド・ワゴンのおかげ。
ヴィンセント・ミネリ様々。
何回も見てる。

ラ・ラ・ランドによるオマージュや後に見たザッツ・エンタテインメントのトリで本作が選ばれて嬉しかった。
もちろんpart2のラストナンバーは感無量。

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