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既知という無知

また、前回の固着に触れることがあるので合わせて読んでいただければ幸いです。

私がいままで出会ってきた人の中でハウツー本を読んでいる人にロクな人はいない。(ここでいうハウツー本とは自己啓発系のものを連想していただきたい)

総じて意識高い系などと言われるが非常に面倒くさい人種である。大抵の場合はそもそも人の忠告を無視する。なぜならばハウツー本が答えであるからだ。

ハウツー本の目的がそもそも模範解答として存在することである。実態は実体験等を交えた個人の意見にすぎないのだが存在そのものが模範解答であるため「あれ?これ違くない?」などの疑念を入れる余地がない。数学の参考書等の模範解答を疑ったことがあるだろうか?

そこでその筆者の意見で固着する。あくまで模範解答通りに動くことができるかを求められていると錯覚し行動する。それが忠告等が聞き入られない原因であろう。

このハウツー本が効率の良い勉強法だったらまだ自己の範疇でやっていただくだけ良いが、これが組織論や帝王学といったような組織の上に立つようなレベルになってくるとさぁ大変である。

そもそも論理とはかけ離れた現実の諸問題は偏在し、そもそも著者と同じパターンであることすら怪しい。さらには著者の誇張だって自らの誇りとプライドの詰まった本であればやりかねない。

現実見ろって話です。

あと、ハウツー本を利用するにしろ丸呑みせず活かしたい時でもエッセンスレベルがちょうどいいということです。


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