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【サファリの動物】 ケープタテガミヤマアラシ

アフリカの国立公園や動物保護区でキャンプをしていると、人が残した残飯や生ごみを求めて色々な生き物が辺りをウロウロしていてることがある。ケープタテガミヤマアラシ(Cape Porcupine, Hystrix africaeaustralis)もそんな動物の一つ。この写真の個体は南アフリカ、クルーガー国立公園のオーペン・キャンプの柵の外にいた。ヤマアラシはその硬いトゲのせいで動き回る時シャカシャカと音を立てるので、耳をすませていると存在に気づくことがある。彼らは身を守ろうとする時や驚いた時にトゲ(毛)を逆立てて、危険があると思う方向に尻を向ける。二枚目の写真がそれだ。ライオンやヒョウなどの天敵が手を出すと、鋭いトゲが相手に刺さって抜けるようになっている。

リラックスしている状態
警戒(興奮)している状態

ちなみにヤマアラシというのはげっ歯類、つまり巨大なネズミだ。大きな個体になると体重は15kgを超える。農地を荒らすので保護区以外では害獣扱いをされている。この写真を撮った際、一緒にいたイスラエル人が「キブツ(農業共同体)の畑によく出るんだけど、あれは美味いんだよ」と言っていたのを思い出す。一度食ってみたいものだ(笑)

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