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東京

本当に久々に文章を。

バタバタしていたわけでもなく忙しかったわけでもなく時間にかなり余裕のある生活をしていますが今の自分の状況と気持ちを言葉に表すのに時間がかかりました。

3月に上京し、今は自粛生活をしています。

決まっていた就職先も色々あってなくなり、新しく仕事を探そうと思っていた矢先のこと。

1つ飲食店を応募し、面接をしましたが営業再開次第での返事なので正直不安なところです。

毎日家で過ごす日々。

今までとは真逆の生活になりました。

学生時代は常にアウトドアで丸一日家で過ごしたことがないくらい忙しい日々を送っていました。

短大時代は特に色んなことに追われていて、寝たいのにやらなければいけない事が多くて眠れない日々。

しかし今は逆に、疲労を感じることをしてないせいや、不安で精神的に不安定な状態もあってか不眠症が続きずっと睡眠薬を飲んでいました。

短大時代に感じたことの無い「暇である」という状況がこんなにも長く続いていることにかなりの抵抗と違和感を覚えてもう一ヶ月以上が経ち、この生活にも環境にも徐々になれてきました。

今自分にできることなんだろうかと考え、母が「資格でもとったら?」と言われ、ユーキャンで4つほど資格の資料請求をしてみたり、週一から通える製菓専門学校の資料を取り寄せて見たりしてみました。

しかし、そうするのもやめ、今は今まで作れなかったお菓子作りに没頭しています。

時間に余裕があるからこそ今までできなかったことをして夜はカフェの経営やお菓子、珈琲の勉強をしています。

コロナウイルスの影響で飲食店が大変だと目の当たりにしてもなお、カフェを経営する目標は1ミリも変わりません。

むしろより深く真剣に飲食店のあり方や対応策を自分なりに考えるようになりました。

基本お菓子は作ってもほとんど食べないため消費するすべがなく、家族や今までお世話になった方々に発送しました。

そして「食べたい」と言ってくれた友人には送料のみ負担してもらい送りました。

また、随時作ったものをカフェのアカウントなどで発信していきました。

その甲斐あってか、ずっと尊敬していてフォローしていた東京のパティシェの方からInstagramをフォローしていただきメッセージをいただきました。

また友人の紹介で同じく東京でパティシェをしている2人の方と知り合うことができました。

「仕事もし探すの厳しそうだったら紹介できるところがないかあたってみるよ」と言っていただいたり、「お菓子作りで分からないことがあったらなんでも聞いてきて」と言っていただきました。

これは資格を取るより、今外に出て就職活動をするよりも価値のあることだなと嬉しくなりました。

作ったお菓子をInstagramに載せては働いている友人から「こんな緩やかな生活羨ましい」や「おうち時間充実してるね」とメッセージをもらうたび

今こうやって社会に出て働いてる人の方が自分からみたら羨ましくてたまらないなと強く思っていました。

無収入の状態でお菓子を作り続けることは少し金銭的に大変なところもありますが実家や親戚から多くのお菓子の材料を送ってもらったりなど身内の支援のおかげで今の私の生活が成り立っています。

罪悪感ややるせない気持ちもあり何も成し遂げられてないと感じていた私に母が

「お金のことは心配しなくていい。今は自分の精神状態が安定するよう自分の好きなことに全力で取り組みなさい。お金は働けば稼げるけど、人脈はお金では買えない。いつか絶対今の頑張りが生かされるから大丈夫。」と言ってくれました。

父はお菓子の材料や、器具を購入して送ってくれり、毎日「おはよう。今日も元気か?」と連絡をくれます。

こんなにも自分のことを思ってくれる人がいるということ、この生活でより強く感じることができました。

このような状況になって気づけた思い、周りへの感謝、そして広がった繋がり、出会い、縁、かなり意味のある1ヶ月半を過ごしたと実感しています。

もう少しこの生活も伸びそうですが自分らしく楽しく過ごして生きたい。

今日は母の日のプレゼントで送るお菓子作りに取りかかります。


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