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「ぜんざいはお好きですか?」が言えなかった「小豆小町」

コメダ珈琲店に小豆小町というドリンクがある。
僕が小さかった頃には、コメダさんにあったのかは記憶がないけど

父が行きつけだった喫茶店や、今はもうない地元の喫茶店に
「小豆がはいったドリンク」があった。

小学生の頃、僕はこのメニューに出会って
考えた人は「天才」だと感激した。

コーヒーに本当につぶあんが結構な量、底にはいってる。

高校生とか大人になるにつれて、名古屋人ではない人に出会うと
名古屋飯のことはよく聞かれて、
名古屋行った時のおすすめは?と聞かれると
定番は、味噌煮込み、手羽先とかになりそうなところ
僕は、喫茶店でモーニングを体験してほしいと。

今は、コメダさんも広く知られて、モーニング的なものは
珍しいものではなかったけど、20年前とかは
モーニングって言葉も東海県以外の人で
知ってる人は少なかった記憶があって。

でも、今から思うと、この
「あんこの入ったドリンク」が理解されなかった。

え??コーヒーにあんこ入れて飲むの???
名古屋の人やばくない?的な反応。

その原因に、名古屋の伝説の喫茶店「マウンテン」さんがあって
抹茶小倉スパとか甘口イチゴスパなど、
僕は、これを天才的だと思ってしまっていたから。。。

今思えば、プレゼンテーションの問題だったなと。

小豆小町は、コメダさんが2015年?くらいに投入したメニューらしいけど
昔もあったのかな??

でも、東京でも「小豆小町」として堂々と出してくれて嬉しい限りで。

ただ、コーヒーにあんこ。っていうと微妙に思われる人もいるかもだけど

「ぜんざいはお好きですか?」

とシンプルに聞けばよかった。

小豆小町を混ぜないで飲むと、

最初は、コーヒー、ミルクティー、ミルクと
ほんのり和の優しい甘さのするドリンクで

後半、激甘のぜんざいとして、コンビネーションされている。

たった一杯のカップの中に、ドリンクとデザートを

両立させた天才的、かつ芸術的な飲み物だと僕は思う。

この素晴らしい飲み物の素晴らしさが多くの人に伝わって欲しいと願っているのです。


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