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ありのままで 呟きながら 何か伝えられたら いつも、ありがとうございます。 現在「ありのままで」を『なろう』で、連載中です。 コメントを頂きありがとうございました。 スキを貰えて、嬉しく思います。 第一部までは、Note様でも掲載していきます。 お楽しみに(*´∀`)

最近の記事

僕のありのままで

治療は、パルス療法から始まった。 大量のステロイドを点滴で注入して行く。 免疫力が低下して行くので、風邪や感染症に注意が、必要らしい。 ただ、もう筋力も落ちているので、起き上がれるようになった80歳くらい。と言われた。 ステロイドの調整が難しい。 壊れた関節を修復していくには、ステロイドが60mは最低ないと、発作が再発していく。 10m以下を目指していたが、無理のようだ。 先生は、「重症化していて、ステロイドだけでは限界だ。もっと早く治療が出来ていれば、もっと違

    • わたしと日常と

      もう、どこに行っても同じ事の繰り返しだった。 高熱と痛みで起き上がれない日々が、2ヶ月ほど続く。 精神的にも、限界を感じていた。わたしは、治療を諦めた。 1年の半分を寝て過ごす、そんな、わたしに彼女はまだ変わらず支えてくれる。 ある日、彼女が帰ってくると一緒にお客さんを連れていた。 わたしは、発作で寝たきりだったが、手を上げて挨拶を済ますと、男性は「もう一度、病院へ行きませんか?」彼女の連れてきたのは病院の人らしい。 それから、彼女は精神的に不安定になり、精神科病

      • 日常と異変と

        早いもので、もう2年が経とうとしていた。 酷い頭痛もなく、吐き気も余り感じなくなってきた。 胸は相変わらず痛い。時には、『ズキン ズキン』と痛みが続くが、痛み止めは効かないのである。 長くて30分程で、治まるので様子見のまま。 それから、脈は先生から「今回の結果でも、改善の兆候が見られるよ。」「数値的にはどのくらいでしたか?」と聞くと、「日中で、60くらいで睡眠時は、40くらいまで持ち直してきてる。」「おー、凄い。何が原因だったのかなぁ。」「まぁ、結果は出てるしいい傾

        • 新年と願う未来

          『ゴーン ゴーン・・・』「明けましておめでとうございます。」「おめでとうございます。」「今年も、宜しくお願いします。」「宜しくお願いします。」 彼女は、わたしの後に続いて言葉を紡ぐ。子供は、コタツでグッスリと涎が垂れていた。 笑いながら、今年も新年が明けた。人混みは避けたいと、今日は寝正月である。彼女と夜更かししながら、テレビを見て寝たので、遅めのお節を食べる。 親からの電話か来た。まだ本調子じゃないので帰省しないと伝えると父が出てきて「鍛え方が足りんから、病気になる。

        僕のありのままで

          遅れたMerry Christmasと新年の準備と

          わたしは、部屋へ戻ると1番に彼女へ連絡した。 「はーい、今日は早いね〜。どした〜?」「29日に帰れるって。」 「本当に?」「そんな、嘘つかないって。やっと帰れるよ~。」「良かったね。」彼女は、『ほっ』と胸を撫で下ろしたかの様な声で喜んでくれた。 「何食べたい?」わたしが、病院食に飽きていたので、早速、腹を掴みにかかる。 「何でも良いけど、チキンにしようか?遅くなるけど、今年のクリスマスをしよう。」とわたしの提案に、「凄くいいね。ケーキも準備しておくね。」弾む話しと明る

          遅れたMerry Christmasと新年の準備と

          サンタと年末と

          いつものように、朝が来る。 薬の方は、変わらないが普通に生活がしたいだけなので、このくらいは我慢である。 あれから、見舞いを兼ねて様子を見に来た上司からも、お菓子を貰った。(流石である。終始、笑わせてくれる。適度に長居せずに帰っていく、「無理はしないよにな。」「皆に、よろしく伝えて下さい。」手を上げながら部屋を後にする。) 診察で、未だに変化が脈に無いが、意識が無くなるようなこともなく。経過を維持観察であった。 わたしは、「年内には、何とか帰りたい。何か方法は、ないで

          サンタと年末と

          変化と延長線

          夕方からの服薬量は、言われた通り半分になっていた。(何故わかるのか?プチッと出す前に、裏が100が見えなくて5が見えたからだ。半分の大きさではなかった。) 翌日は、朝から我慢できる程度に、副作用は治まっていた。 頭痛はしても、寝込むほどではない。吐き気はするけど、吐いたりしない。 食欲はあまり無いが、食べようと思えば、流し込むことができそうな気がした。 薬とは恐ろしい物だと思った。 半分とはいえ、同じものでも量でここまで、違うのだから。今日は、久しぶりに心が落ち着い

          変化と延長線

          治療開始とお願いしてみた2

          どのくらい経ったのだろう。 『痛い苦しい』、もう夕方になるのか窓から見える空は、黒い。 ご飯も2、3口で『カンカンカーン!ギブアップ』である。 食事後の薬にカロナールと胃薬が追加された。 看護師さんは、「もう、食べないの?薬だけだといが荒れるわよ。水分は、取ってるの?」と「食べても、吐くから今はいらないし、飲んでも吐くから今日は、寝るよ。」とわたしの言葉に、片付けて部屋を後にする。 夜中も、「うぅ~、うぅ~、あかん。もう、限界や」1人で唸りながら、悶える。そこに、胸

          治療開始とお願いしてみた2

          治療開始とお願いしてみた1

          服薬は、それほど難しいものではなかった。 一粒だけ口にいれる簡単な物だ。 夜の消灯の時間を過ぎると、異変が起きた。 急激に、気分が悪くなる。 吐き気に襲われ、ボタンを押して看護師さんを呼ぶ。 「どうしました?」「急に気分が悪くて・・・」「すぎ行きますから」と返事があった。 物凄い勢いで、吐き気が襲ってくる。そして、頭痛もしてきた。 先生から、言われた副作用だと思った。 やって来た看護師さんは、顔色の悪くなっている私を見て、他の症状は無いか確認してきた。 「頭

          治療開始とお願いしてみた1

          今後の治療について2

          涙をこらえ、わたしは先生へ「ペースメーカー以外で治療は出来ないのですか?」と聞いた。 即効性の治療法なら、やはりペースメーカーである。徐脈を補うのに適している。ただ、精密機器である。 欠点はある、警告(電気風呂、低周波治療器、電気自動車の急速充電など)注意(CT、X線、スマホ、スマートキー、IH製品など)問題なし(PC、WiFi、Bluetoothなど)であり、植え込みした方の肩に負荷をかけることは勿論ダメである。 「磁気ガードも良くなってるから、普段の生活に問題はない

          今後の治療について2

          今後の治療について1

          明日、診察ですで検査の結果の説明などあると看護師さんから連絡を受けた。 彼女に、電話をして朝からこっちに来ると言ってくれた。 大事な話なので子供は、保育園に預ける事にした。 その日の夜も、巡回時間でもないのに、看護師さんが来て様子を見に来てくれた。 わたしの中では、それなりに仲良くなれたと思う。 「カテーテル検査で、意識が無くなりそうになったんだって。もう、おじいちゃん達でも、そんな事無いのに〜。」「いやいや、初めての検査で、あれだけ負荷をかけられたら、無理もないよ

          今後の治療について1

          検査入院と孤独な夜9

          「しまった!」 わたしは、もう仕方がなく彼女を呼ぶ、「もう、終わったの?」 彼女の問に、わたしは「ごめん、1人じゃ出来ないみたい。」 「はっ?」と察した彼女に「悪いけど、手伝って」と言った。 彼女の心が『やっぱりぃ』と言っているのが顔に出ていた(笑) お互いが、初めてで(ちょっと?引いている)彼女と見つめ合う目と目。 観念したのか、持ち上げた瓶を、股間に当て「入ってるの?この角度でいいの?」と話しながら、「こぼれないなら、問題ないし斜めってないならいいんじゃない」

          検査入院と孤独な夜9

          検査入院と孤独な夜8

          「ふー」 そろそろ、検査の時間だ。 彼女と子供に手を振り「ちょっと、行ってくるね。」 ヒンヤリした台に横になると、準備が始まる。 麻酔は部分麻酔だ。 痛覚の確認も終わり、足の付根から 何か伝う感じがする。(あ~、見られてる。恥ずかしい思いがよみがえる。) 「今、入れてますからね。何かあれば教えてください。」と言われる。 何かお腹のあたりが、モヤモヤする感触があるがそんなのは思い込みだろう。 しばらくすると、挿入位置まで到達したのか、「では、始めます。」と言わ

          検査入院と孤独な夜8

          検査入院と孤独な夜7

          体調も良く、顔色も悪くないと朝から言われた。 彼女も昼には来るだろう。 わたしと彼女は、明日のカテーテル検査のことで、再度説明を受ける。 ちょっと違ったのは、カテーテルを検査後に1部分を残しておくことであった。 「何のために残す必要があるんですか?」と聞くと、ペースメーカーの取り付けの際に使えるようにしておくとの事だった。 わたしも、彼女も、もう聞くのを止めた。 部屋に2人、今日は、子供を保育園に預けてきていた。 わたしは「まだ、決まったことじゃ無い。 別の方

          検査入院と孤独な夜7

          検査入院と孤独な夜6

          翌日は、朝食が終わり、10時ごろに検査の為に移動した。 心電図の電極を貼り直し、ここで測りながらするらしい。 まず、歩くのみ。ただひたすら真っすぐ歩くのみ。「心拍数も順調に、上がっているよ。」 100回を超えても、歩く。 と「はい、休憩。」と言われたので器具から降りて息を整える。 くらっと目眩がする。 心電図を見ながら、先生が顔をしかめる。 次に、踏み台昇降運動みたいに、登ったり降りたりするだけだ。 また、順調に数値が上がっている。 130回を越えたあたりで

          検査入院と孤独な夜6

          検査入院と孤独な夜5

          わたしが、気が付くと看護師さんがICUに運ばれて、一昼夜意識が無かったと聞く。 何かチューブやら点滴やらで、繋がれている。 様子を見て、変わりがないようなら部屋に戻れるそうだ。 夕方、担当の先生から許可が出たので、直ぐに戻りたいと伝える。 次の検査まで、酸素チューブを器官へ入れておくか、鼻の下にチューブを、固定して置くかマスクでもいいが、付けない選択はなかった。 また、食事もこのままチューブから流動食を、取ってもいいと言われた。 結果、わたしは「酸素を、鼻の下にチ

          検査入院と孤独な夜5