ケース面接対策:フェルミ推定に依存しない、コンサルでも活かせるフォーマットを!

今回はケース対策について語っていきたいと思います。創業前からココナラというプラットフォームで100人以上のケース対策を実施し、面接官も務めた経験をふんだんに語っていきます。

まず、ケース対策をすると9割以上の回答がフェルミ推定をベースに、売上を構造式にブレイクダウンして解く方法です。
これはこれでセンスがあれば優秀な回答へともっていけるのですが、やはり致命的な欠陥があります。

フェルミ的な解法は、回答が曖昧になりやすいということです。
というのも、ブレイクダウンされた構造式の一要素に対して、そのまま回答に無理矢理持ち込む方がほとんどです。
例えば、ラーメンのケースで「売上=客数×単価×回転率」とブレイクダウンした後、「回転率が課題です」と言い、回転率に対して回答を出すといった流れです。

この解法では論理飛躍だらけで、面接官から「なぜこの解決策が最善なのか分かりません」と言われてゲームセットです。。
実際の業務を振り返ってみてください。自部門の売上を構造式にブレイクダウンしますか?百歩譲ってしたとして、その構成要素や具体的な数字から、いきなり施策アイデアを出しますか?このユーザーは…とか、この顧客は…とか、ユーザーのニーズや構成要素の要因分析しませんか?実際のビジネスでやらないようなことを、なぜかビジネスケース面接でやってしまっているのです。

なぜこんなことが起こるのでしょうか?
私の独断と偏見では、教える側の都合にあると思っています。つまり、フェルミからのアプローチは単に教えやすく、答え合わせができるからです。

ビジネスに正解はありません。例えば、自分の解法を書籍にした時、色んな考えがあるのでクレームや批判がくるかもしれません。逆にフェルミはWebで調べれば数字は一定数担保できます。

また、コンサル特化ではないエージェントのCAの多くは、コンサルを経験していない可能性が非常に高いです。コンサル特化でさえ、コンサルは一応経験したが、薄いCAが結構多いです。
この場合そもそも論点思考であったり、MECEに整理する、フレームを使うなどの、コンサル的な進め方が分からないので、書籍からしか情報を得ることができません。

このアプローチで回答している間は、ケース面接のスキルは伸びませんし、10人いたら9人がする解答の練度を上げるだけになってしまいます。。
きっと面接官は「あぁ…またこの解答か…」と思っていますよ。

ということで、弊社では100人以上の思考性やアプローチを分析し、完全オリジナルの「4つのステップ」というメソッドを開発しました。
名前が「ポンジ・スキーム」の内部研修っぽいですが、逆に胡散臭くて、コミュニティの人しか知らない方法論なので気に入ってます。

では、実際4つのステップとはどういうものなのかですが…
これまた機密情報なので、実際にご支援させていただく際に詳細をお伝えしようと思います!いつも焦らし手法ですみません…!

ちら出しすると、ユーザーをきちんと分析して、その課題をMECEに整理・優先度付けするものです。
解決策は勝手にでるので、時間をかけません。今解決策を考えるのにアイデアを振り絞って時間を使っている方は必見です!!
https://www.grandia-career.com/contact.html

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