皆様こんにちは。
昔から

と漠然と思っていながら行動に移せずにいましたが、
今年9月ついに富士登山を決行、御来光も拝み、さらにお鉢巡り(富士山の火口１周)もやり遂げ、こころゆくまで満喫して富士山童貞を卒業しました、グレート養分B吉(Twitter: @great_youbun_b)です。
つい半年前まで一日中YouTube見てた無職ニートが、自分から「登りたい！」と周りに目標宣言して、ちゃんと達成できて、我ながら自分の変わりように驚いてます。

今回の登山で学んだこと、感じたことがたくさんあったので、記憶が鮮明なうちにアウトプットしていきます。

1. やりたいことを宣言する大切さ

僕は「コミットメントと一貫性」が人より強く働くらしく、これまでの人生ではFXや仮想通貨にお金を突っ込んで溶かしても引っ込みがつかなくなったり、オンラインカジノを通じて詐欺師に食い物にされてるのに怒りが湧いてこなかったりという養分具合でした（以下の記事を参照ください）。

ですが、弱みと強みは表裏一体です。
逆にうまく使えば、「本気でやりたいことを宣言すれことで、やり切ることができる」わけです。
経済的にも安定し、「人生の経験値を増やしたいな」という思いが湧いた時に、ふとニート時代につくった「人生のやりたいことリスト」に「富士山に登って御来光を見る」と書いているのを思い出しました。

今回の富士登山を通して、「夢や目標をもつ」→「周りに宣言する」→「夢・目標を叶える」の一連のプロセスを経験することが出来ました。

2. 周りを巻き込んでいく力

さて、目標が決まったのは良いものの、登山から何から１人で終わらせてしまうのは味気ないですね。
それに、人生の目標を達成するにあたって、周囲の協力抜きに成し遂げられることは、ほとんどありません。

「富士山に登りたいんだけど、一緒に登りたい人いますか？」という呼びかけは、人に自分のことをアピールする、魅力的な企画を提案する、コミュニケーションを取る練習台となりました。

幾度の日程調整の末、当初参加予定だった有山さんが参加断念、ついてきてくれたのは、同居人のみくたん(@mikutan7777)だけでした。

僕の巻き込み力は伸び代しかありませんね(笑)

3. ガイドの重要性〜あてにならないネット情報

さて、目標を宣言し、周囲(1人)を巻き込んで、僕の富士登山はスタートしました。
今回僕が採用したのは、１泊２日、ガイド付き、装備フルレンタルのツアーでした。

ネットには富士山登頂に成功した方々のアドバイスで溢れかえっており、僕もそれは事前に確認していました。
ですが、後述しますが毎日のように富士山を登っているガイドさんからすれば、「全く当てにならない」情報です。
ガイドさんに懇切丁寧に富士山登頂に必要なノウハウと心掛けの手ほどきを受け、それを素直に実行して、現地でやりたいこと全部やれたのですから。人によっては、

と考える方もいるでしょう。でも、ニート時代のB吉が、

って息巻いてたらどうですか？
もちろんガイドに頼り切り、おんぶに抱っこで登れるほど、富士山は甘くありません。登るのはあくまで自分自身です。

ですが、これから先の人生でも、
・目標達成に向けて必要な情報を取捨選択する力
・信頼できる情報源を探し出す力
・その情報を信じて、それを素直に実行する力
は、ブラッシュアップし続けなければならないスキルと言えるでしょう。

4. 山登りは人生の縮図〜○○○も■■■■■■もない世界

さて、このテーマが、今回僕が一番痛感した、また皆様に伝えたいメッセージです。

「山登りは人生の縮図」とはよく言ったものですが、
現代社会において、特に富士登山を経験したことは、その後の人生を左右するレベルの糧となると確信しました。

突然ですが、以下の内容に当てはまる方、
周囲に「そういうやついるなー」と思いあたる方いませんか？
もしくは、「これ俺／私じゃん」と自分自身のことだと感じませんか？

膨大な情報で溢れかえっている現代社会の中で、時間をかけずに必要な情報や快楽をサクッと手に入れられるサービスやツール、アイテムが生まれるのは必然だし、またそれらを使いこなすのは必須のスキルかもしれません。
ですが、あまりにそういった環境に浸りすぎると、だんだんと

「時間がかかる作業は無駄」
「早く結果を手に入れたい」

という感情や欲望を抑えられなくなってしまう方が増えたのではないでしょうか？
その結果、企業やインフルエンサーに物欲や射幸心を煽られるがままに、次のようなことをしてしまう方がいらっしゃるのではないでしょうか？

現代社会では、手元に現金がなくても欲しいものが手に入る、また本来の実力や能力に下駄を履かせて次のステージに進める便利なサービスが数多くあり、誰もが気軽に利用できますし、それがない世界には戻れません。
ですが、毎日のように射幸心を煽られ続け、自分の欲望をコントロール出来なくなると、一見欲求や快楽が満たされているようでも、よく考えると未来の自分へ重い負担をかけて苦しめているだけなのでは無いでしょうか？

実際僕は、本来の思考力を身につけたとは言いがたい状態で院卒となり、FXと仮想通貨で射幸心に歯止めが効かなくなり、脱サラにも失敗して、負債総額1,000万円で自己破産に行きつきました。

「その話と富士山に何の関係があるの？」

とお思いでしょう。僕が今回学んだことことは、

「登山には早送りもダイジェストもない」
「自分の足で1歩1歩進むしかない世界だ」

ということです。
５合目から頂上までショートカットできるブーストアイテムや、
高山病になった時の回復アイテムなんて存在しません。
しかも、一度登り始めると進むのも戻るのも勇気がいる緊張感におそわれます。

「何そんな当たり前なこと言ってるの？」

と思うかもしれません。
しかし、サクッと手軽に手に入る、ショートカットで手に入れらる結果なんて、人生においてさほど重要な影響を与えることはほとんどありません。

人生を一足跳びに変える魔法アイテムや情報など存在せず、地味で泥臭い努力を、地道にコツコツ取り組むことでしか前に進めないというのが、この世の残酷な真実では無いでしょうか。

ですが、そうやって物事にコツコツ取り組んだ上で欲しい物、手に入れたい経験、見たい景色を見る機会って、日常から激減しているのではないでしょうか？
実際、富士山の話をした時も、

「御来光なんて、YouTubeで見れば十分じゃん」
「歩き続けるなんて苦痛でしかない。よくやろうと思ったね」

といった、消極的な意見もいただきました。
それでも僕は

と、「コミットメントと一貫性」を発揮して自分の信念を貫き、ツアーに参加しました。
高山病の恐怖に駆られ、一向に頂上も山小屋も見えず内心途方に暮れながら、ガイドの集団に離されまいと、一面荒野の上り坂を１歩１歩自分の足で登り続けました。
そして、登山２日目の朝５時過ぎ、富士山頂で彼方まで広がる雲海から立ち昇る御来光を見た時の感動は、本当に書き表すことが出来ないほどでした。

自己破産に至るくらいセルフコントロールできないやつが、ここまで自分を信じて地道に頑張り、願った通りの景色を見られるんですから、我ながら人間の可能性ってすごいなと感じます。

・ゴール（絶対に行きたい場所、見たい景色、叶えたい夢）を見つける。
・ゴールにむかって計画を立て、必要な仲間や情報を集める。
・近道に走らず、地道に1歩1歩進み続ける。

突き詰めると、夢を叶える人生ってこの繰り返しですよね。
たった1泊2日の富士登山でしたが、登山はそれを視覚的、肉体的にわかりやすくした「人生の疑似体験」だったのです。

この時代だからこそ、山に登る価値ってあると思います。

みなさんも富士登山でなくてもいいので、何か挑戦したいこと、叶えたいことを見つけて、それに向かってコツコツ努力する経験をしてみてください。

結構長くなってしまいましたね(汗)
実はまだまだ書きたりなのですが、一旦これで公開します。（後日追記します）

引き続き、Twitter(@great_youbun_b)で日々の目標宣言、一日の振り返りや気づきなど、ざっくばらんにツイートしておりますので、フォロー、リプライいただけると大変励みになります（100%フォロバします）。

富士山の次はどこへ行こうかな？
色々と企画は上がっており、ワクワクしてます。

今後ともB吉をよろしくお願いいたします！！！